JR江差線:貨物列車 一時脱線したまま走行

毎日新聞 2012年04月26日 22時06分(最終更新 04月27日 08時50分)

線路についた傷を調べるJR北海道の職員=北海道木古内町のJR江差線釜谷駅構内で2012年4月26日午後4時25分、近藤卓資撮影
線路についた傷を調べるJR北海道の職員=北海道木古内町のJR江差線釜谷駅構内で2012年4月26日午後4時25分、近藤卓資撮影

 26日午前6時10分ごろ、北海道函館市亀田本町のJR函館線五稜郭駅で、到着した貨物列車(20両編成)の18両目の車軸から火花が出ているのを駅員が発見した。約28キロ離れた木古内(きこない)町の江差(えさし)線釜谷(かまや)駅より先では約1.8キロにわたり、枕木が傷ついているのが見つかった。JR貨物北海道支社は、一時脱線したまま走行したとみて調べている。けが人はいなかった。国土交通省運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が現地で調査を開始した。

 JR貨物などによると、釜谷駅でポイントが切り替わらないトラブルがあり、同駅構内には18両目のブレーキの部品が落ちていた。釜谷駅手前で脱線し、同駅のポイントにぶつかった弾みで車輪が再び線路に乗った可能性があるという。

 JR北海道は現場付近を終日運休にし、接続する津軽海峡線も一時運行を見合わせた。【平野美紀】

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