バス事故、旅行会社に立ち入り検査
ツアーを主催した大阪の旅行会社に対しても国土交通省が立ち入り検査を行い、バスの運行計画に無理がなかったかなどを調べています。
「(長距離バスは)けっこう使います。やっぱり(運転手)2人体制で運転してほしい」(バスの乗客)
事故を起こしたバスが出発したJR金沢駅の高速バス乗り場には、29日夜も東京など首都圏に向かう多くの乗客が集まっていました。そして、30日朝に金沢から東京に到着した乗客の1人は「金沢に行くときは運転手が1人だったのに、帰りは2人になっていた」と話しました。
「(バス乗ることに)ためらいましたけど、安全信じて乗ろうと思いまして。安全運転で対応してくれたので良かったと思います」
「特に『安全運転するように』という乗客の声が(バスの中で)飛び交っていた」(金沢から到着した乗客)
今回事故を起こしたのは旅行会社が観光バスを借り上げて運行する「ツアーバス」と呼ばれるもので、料金や運行時間を柔軟に設定できることから、2000年の規制緩和以降、参入が相次いでいました。料金も割安に設定できることから人気を集め、2005年に23万人だった利用者が2010年にはおよそ600万人にまで増えています。
一方、安さの裏側で「安全対策が不十分な事業者がある」などの指摘が相次いでいました。しかし、2007年に大阪・吹田市で運転手の居眠りが原因の事故で27人が死傷したことをきっかけに、国土交通省は運転時間が1日あたり9時間以内、距離が670キロを超える場合は交代要員を配置すると指針で定めていました。また、4月、国交省では旅行会社に対しさらに規制を強化する方針を出したばかりでした。
国土交通省は30日朝から、運転手の勤務実態などを調べるためバス会社に特別監査を行っているほか、ツアーを主催していた会社にも立ち入り検査を行い、運行に問題がなかったかどうか調査を進めています。(30日11:26)
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