理事長ごあいさつ
この度、社団法人日本循環器学会の第15代理事長を拝命いたしました松アです。1935年(昭和10年)創設以来、連綿と続く先輩諸氏の先生方のご努力を受け継いだことに、身が引き締まる思いでございます。 さて、近年学会をとりまく状況は大きく変化しており、社会に対する学会の責任は大きくなっております。 当学会は新公益法人制度のもと、当初の予定を2年延長し、公益社団法人として認可を受けるべく2011年春に申請を行うことを総会で議決しております。わたくしの2年の任期は認可までの最終段階の期間となります。 既に定款変更案、定款施行細則案につきましては、会員の皆様からパブリックコメントをお願いしておりますが、引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。 新しい委員会活動としましては、女性医師の本学会への貢献の推進が以前から大きな課題でありましたが、今年度から男女共同参画委員会を立ち上げ、具体的な施策について検討を進めることとなっております。 また、本学会の国際化については、ヨーロッパ、米国、及びアジア各国と協力して国際化を一層推進して行きたいと考えております。 さらに、日本内科学会が2009年に制定したCOI指針・細則に沿って、従来は医療安全・医療倫理委員会に組み込まれていた利益相反委員会を独立させ、当会独自のガイドライン作成を行う予定です。 これから2年間、11,000名の循環器専門医を含む24,000名を超える会員の皆様と関係各位の期待に応えられますよう粉骨砕身努力する所存でございます。 ご指導とご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。 |