現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 国際
  3. アジア
  4. 記事
2012年4月29日10時59分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

春の叙勲、台湾から一気に4人受章 震災の寄付者ら

 日本政府が29日付で発表した外国人叙勲で、台湾から中国信託ホールディングス会長の辜濂松さん(78)や長栄(エバーグリーン)グループ総裁の張栄発さん(84)=いずれも旭日重光章=ら4人が受章した。日台が断交した1972年以前を含め、同時に4人の受章は最多。今回の外国人叙勲では米国の11人に次ぐ数となった。

 昨年は東日本大震災に際し台湾から多額の義援金が寄せられた。日本の窓口機関、交流協会台北事務所は「日本の感謝の気持ちと受け止めていただけるならありがたい」としている。

 辜さんは日台財界でつくる東亜経済人会議の台湾側代表を務め交流に尽くした。植民地時代から日本と縁が深かった名家の出身。政財界の重鎮、故辜振甫氏のおいにあたる。海運、航空で巨大企業を築いた張さんは台湾からの訪日観光客増加に貢献したことなどが評価された。東日本大震災に対しては即断で10億円を寄付した。(台北=村上太輝夫)

PR情報
検索フォーム

おすすめ

ミサイル発射の裏でうごめく正恩新体制内部の権力闘争を解説する。

チベット族やウイグル族をめぐり、今、中国で何が起こっているのか。

「共青団vs.太子党」という単純な権力対立ではない、この事件の舞台裏は。

北朝鮮は「光明星3号」打ち上げを予告した。賭けに出た金正恩の思惑とは。

第3の選択肢はないのか。米軍再編計画をめぐる沖縄県内の動向を探った。

金正日の死去。果たして後継者・金正恩は国家をまとめきれるのか。北朝鮮の現状と今後。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介
朝日新聞デジタル端末セットコースのご案内

朝日新聞国際報道部 公式ツイッター