dynabook R631/28E PR63128EMFS (アルティメットシルバー) [2012年春モデル]
これがうるとら虎!
軽い
MBAでいいのでは?
dynabookとFolioは、Intel Core i5-2467M(1.60 GHz/ターボブースト時最大2.30GHz、3MB L3キャッシュ)という、同じプロセッサを搭載するUltrabookだ。メモリ容量4GBも同じだし、SSD 128GBも同じだ。スクリーンサイズはといえば13.3型で同じだし、解像度も1,366×768ドットで同等だ。
極端な話、dynabookを1台買って点と点を往復するなら、それぞれの点に1台ずつFolioを調達した方がいいかもしれない。自分がどうノートPCを使うかをわかっているユーザーなら、そういう選択肢もありだと思う。だが、dynabookの付加価値に5万円程度の価値を認めることができるなら話は別だ。
たとえばその重量。手に取ってみればまったく違うことが実感できる。重量は1.12kgと1.5kgでその差は380g。フットプリントもわずかだがdynabookの方が小さい。薄さも最厚部が15.9mmと20.3mmで、持ったときの印象が全然違う。
さらに、dynabookはWiMAXを搭載している点もポイントが高い。モバイルPCとして考えたときに、フレキシブルに接続手段を選べることはとても大事なことだからだ。
また、指紋認証をサポートしている点、そして、細かいことだが、タッチパッドの左右ボタンがきちんと独立したボタンになっていて誤操作が少ない点も評価したい。この薄さに、ボタンを装備するのはたいへんなことだとは思うのだが、東芝はどうしても、ここを譲らなかった。その覚悟はすごい。
もちろん気になるところもいくつかある。たとえば、ファンの音が少し耳につくのだ。うるさいといったほどではないのだが、ちょっと耳障りな周波数なのだ。カフェなどの喧噪の中ではまったく気にならないが、静かな図書館や就寝前のベッドサイドなどではどうだろう。さらに、電源端子は背面に配されているのだが、プラグ形状がストレートだ。これはきっとL型の方が使いやすいんじゃないかと思う。
また、指紋認証はとても便利だが、スリープからの復帰時に待たされることが多いのが気になる。場合によっては指紋をスキャンしてもデスクトップが表示されるまでに20秒近くかかることがある。Windowsの起動に10秒程度しかかからない機体が、スリープからの復帰にこれだけもたつくことがあるのは不思議だ。ほぼ瞬時に復帰という場合もあり、どうしても規則性が見つからず原因をつきとめることができずにいる。
個人的な事情としては、愛用ユーティリティのkeymouxrが使えない点がつらい。あらゆるアプリでCtrlキーとのキーコンビネーションに、機能キーなど各種のキーをアサインできるユーティリティだ。たとえばCtrl+MにEnter、Ctrl+HにBackSpaceを割り当てたりすることができる。このユーティリティがあるとないでは作業効率が大幅にちがってくる。手持ちのPCは、ほとんど同じ環境になっているが、このdynabookだけで、これが使えない。うまく作動したりしなかったりと不安定だ。キーのフック関連で何か特殊な環境になっているのかもしれない。
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[データ更新日時:2012/04/30 00:20]
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