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女川町 銀ザケ震災後初水揚げ
4月27日 12時5分

女川町 銀ザケ震災後初水揚げ
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銀ザケの養殖で全国一の生産量があった宮城県女川町で、震災のあとに養殖された銀ザケが初めて水揚げされました。

女川町は、震災の前の年の水揚げが5000トン余りと銀ザケの養殖で全国一でしたが、津波で大きな被害が出て、去年11月にようやく養殖が再開できました。
27日、女川町の尾浦港で、震災後に養殖された銀ザケおよそ2.5トンが初めて水揚げされ、魚市場でおよそ10の業者が参加して入札が行われました。
5か月ほどでおよそ倍の40~50センチに育った銀ザケは、初水揚げとしては例年並みの1キロ当たり700円ほどで取り引きされ、2年ぶりの水揚げで市場は活気づいていました。
女川魚市場によりますと、ことしは水温が低かったため、銀ザケの成長が遅く、水揚げは例年より1か月ほど遅れたということです。加藤實専務は「銀ザケがきょう初水揚げされ感無量です。放射性物質の検査態勢もしっかりしているので、女川の復興のためにも多くの人に食べてほしい」と話していました。

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