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宮城 かきの養殖体験始まる4月28日 18時38分
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津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市で、復興の様子を全国の人たちに見てもらおうと、かきの養殖を体験してもらう取り組みが始まりました。
この取り組みは気仙沼市唐桑町の養殖業者やボランティアの人たちが大型連休に合わせて始め、初日の28日は東京や奈良県などから14人が訪れました。
参加者は地元でとれたかきのフライなどを試食したあと、養殖設備が津波で流されてから去年7月に養殖を再開するまでの話を聞きました。
このあと仮設の作業小屋に移動して、かきの稚貝をロープに取り付ける作業を体験しました。
この地区では、養殖に使ういかだや作業小屋は復旧していますが、水揚げしたかきを殺菌する施設が復旧しておらず、商品として出荷できない状態が続いているということです。
東京から訪れた男性は「業者さんの話や明るい姿に復興しようという意気込みが見てとれました」と話していました。
養殖業者の鈴木芳則さんは「支援してくださった方々への恩返しになると思い、始めました。多くの人に復興の様子やこの海のすばらしさを感じてほしい」と話していました。
この養殖体験は、事前に予約があった土曜日曜と祝日に開かれます。
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