群馬・関越道大型バス事故 「安全管理はバス会社に任せていた」
群馬・藤岡市の関越自動車道藤岡ジャンクション付近で、29日朝早く、東京ディズニーランドに向かっていた大型バスが防音壁に衝突し、乗客7人が死亡、2人が重体、37人が重軽傷を負った。
今回の高速ツアーバスを企画した大阪の旅行会社では、安全管理はバス会社に任せていたと説明している。
大阪・豊中市の旅行会社「株式会社ハーヴェストホールディングス」では、午後5時半現在、乗客1人ひとりに連絡し、謝罪と今後の対応を伝えているという。
旅行会社は、会見で「(犠牲者の)ご家族の方、おけがをされた方を含めまして、大変申し訳なかったと思っております」と話した。
事故を起こしたバスは、ゴールデンウイークのために増便されたもので、運転手1人が千葉県と石川県を往復する契約だった。
27日夜に千葉県を出発したバスは、28日朝に石川県に到着。
運転手はその後、バスが出発する午後10時すぎまで、ホテルで仮眠をとることになっていた。
また、途中の休憩時間などについては、バス会社に任せていたという。
旅行会社は「バス会社さん個々のやり方というか、そういうルールがやっぱりありますので、それを侵さないっていうのは当然、それは大前提ですよね」と話した。
事故に巻き込まれたのは、石川県や富山県、東京都の乗客で、いまだ多くの人と連絡が取れていないという。