JR福知山線脱線:慰霊式 この7年、指で語りかけ JR西社長、改めて謝罪
毎日新聞 2012年04月25日 大阪夕刊
事故を巡っては今年1月、業務上過失致死傷罪に問われた山崎正夫前社長の無罪が確定。同罪で強制起訴された井手正敬(まさたか)、南谷(なんや)昌二郎、垣内剛の元社長3人の公判が7月6日に始まる。この日、南谷、垣内の両元社長と、山崎前社長は、例年通り早朝に事故現場で献花した後、追悼慰霊式に参列した。井手元社長は今年も姿を見せなかった。
次男昌毅さん(当時18歳)を亡くした上田弘志さん(57)は事故現場で献花した後、「もう7年とも、まだ7年とも思う。この間、JR西は何も変わっていない。歴代3社長の裁判で事故の真相がわかることを期待している」と話した。【生野由佳、川口裕之、米山淳】
◇社員報告生かす、安全対策道半ば
JR西日本が福知山線脱線事故後の08年度に策定した「安全基本計画」が最終年度を迎えている。「事故に処分がついて回った」(同社幹部)体質を改め、社員の報告を安全対策に生かしているが、取り組みは道半ばだ。