JR福知山線脱線:慰霊式 この7年、指で語りかけ JR西社長、改めて謝罪
毎日新聞 2012年04月25日 大阪夕刊
兵庫県尼崎市で05年4月、乗客106人と運転士が死亡、562人が負傷したJR福知山線脱線事故の発生から25日で7年を迎えた。JR西日本主催の追悼慰霊式が午前9時過ぎ、同市総合文化センターで始まり、遺族や負傷者、JR関係者ら1100人が参列。事故発生時刻の午前9時18分、全員で黙とうをささげた。事故現場や慰霊式の会場では、遺族らが犠牲者の冥福を祈り、公共交通の安全が置き去りにされない社会の実現を願った。(2面に写真グラフ、8、9面に関連記事)
慰霊式で、前田武志国土交通相は「鉄道事業者の経営トップに、輸送の安全確保についての自覚を促すとともに、的確な指導監督を実施し、国民の皆様が安心して利用いただけるよう全力を傾注する」と追悼の言葉を述べた。
JR西日本の佐々木隆之社長は事故を起こしたことを改めて謝罪し、「事故の反省と教訓を忘れず、安心して利用できる鉄道の構築を目指し、努力を積み重ねていく」と述べ、再発防止を誓った。
毎年、遺族代表が思いを語ってきた「慰霊のことば」は、JR西によると、希望者がおらず、今年初めて行われなかった。