2012年04月26日

中野区と杉並区

/中野汁場進化@新中野にてチャーシューワンタンメン/てつや東京店@東高円寺にてみそらーめん/

 事務所から電車で30分以上掛かるお店、21時までしか営業されていないのでずっと行かれませんでした。
 土日に行けばいいじゃんという話しもありますが、土日は土日で行かなければならないお店も多いし。
 永田町駅から赤坂見附駅まで歩いて荻窪行きの丸ノ内線に乗り換え、新中野の三番出口を出ると旧青梅街道、右手に曲がり、鋭角に右手に入り込んでいる道を歩いていくと道路左側に中野汁場進化@新中野が見えてきます。

 閉店時間ぎりぎりだったのでスープ切れなどで早仕舞いしてしまっていないか心配でしたが、21時閉店で21時にドアを開けるのは申し訳ない気持ち一杯です。
 改めて説明するまでもなく、この店は町田汁場進化の2号店、「美味しい塩ラーメンが食べられるお店が町田にある」という話しはラーメン好きならみんな知っているけど都内からは電車で30分以上掛かるし、駅からも20分程度歩きます。
 町田店には行かれないけど中野に出来たのなら、と、開店直後は駆けつけた都内有名ブロガーで溢れかえっていましたが、一回食べたら気が済むのは私と同じ、少し落ち着いた感じです。

 町田は塩味専門店でこちらは醤油味専門店、ならば次は味噌か、と言う話ではありませんが割愛します。
 狭い間口を店内に入ると左手奥に7席、手前右側に2席のL字カウンターには先客2人、「いらっしゃいませ」の挨拶でしたので一安心。
 鞄を椅子に置き、券売機に向き合って何を食べるか考えます。
 (おそらく)都内初進出の小田原系と言うことで、「小田原系ならチャーシューワンタンメンを食べないと未食扱い」という話しもある一方で、先ずはスタンダードからという話しもあります。

 メニューは醤油ラーメンと鯵香る醤油ラーメン、つけ麺はカミングスーンでした。
 食券を店員さんに渡し、お冷やを飲みながらカウンター台に貼られたメニュー説明を読みながら出来上がりを待ちます。
 スープは注文毎に小鍋で温め直しているようで、7分ほど待ってチャーシューワンタンメン1100円、開店二ヶ月とは思えないほど綺麗に整った麺相です。
 決して小さめではなく標準的なラーメン丼ではありますが、小田原系なら意図が分からないほど大きな丼に並なのに大盛り分の麺が入っているので、ちょっと肩透かし。

 レンゲでスープを味わってみると豚骨や鶏ガラの深い味わいのダシと鯖節や宗田節の香りのいいダシと、美味しいことは美味しいけど店主さんの腕からしたらこの程度では納得できないですね。
 しかしながら、馴染んでいない調理器具でここまでの味が出せるというのに驚きます。
 麺は中太の平打ち麺でスープに合わせてきたと言うより「小田原系だから」という意味合いが強そうです。
 チャーシューはラーメン屋のチャーシューで使う肉質を遥かに凌駕していて、美味しすぎてアンマッチ、このチャーシューをアテにするならビールじゃなくてシングルモルトですな。

 ワンタンはスープによく馴染んでいましたが溶け合うとまではいっていないようです、もう少し時間が掛かるかな。
 メンマに板海苔もそれなりにいい感じです。
 三つ葉と茹でもやしは小田原系のトレードマークに思われますが、小田原系各店舗の麺相を見るとそうでもない、つまりは小田原系インスパイやではなく鳥取インスパイアということでしょう。
 このラーメンを食べて「へぇ、これが小田原系なんだ」と思うのはなんだか腑に落ちませんけど、でもまあ、私も博多ラーメンとか札幌ラーメンに同じ感想を持っていますし。
 ご馳走様でした、しばらくしたらもう一度食べに来たいけど、そもそも町田の方もとんとご無沙汰だしな。

 丸ノ内線を一駅進んで東高円寺、つけ麺の有名店に向かったらちょうど暖簾をしまうところで「まだ大丈夫ですか」と聞いたら「もう、終わっちゃったんです」と断られました。
 縁がないとは得てしてこういうもの、つけ麺が美味しければそれでいいというお客さんに支えられているんですね。

 雨の中を高円寺に向かって歩いているようで中野に向かって歩いていて、10分ほどロスしながらてつや東京店@東高円寺ホームページ)に着きました。
 北海道札幌市内に5店舗展開している「道内一」と評価する人もいるほど高評価のチェーン店、東京初進出店。
 「北海道(札幌)ならば味噌味」と多くの人に刷り込まれているけど、「ウチは正油がオススメなんだよ」と店先のラーメンの説明では正油味から説明が始まっています。

 しかしこの説明書き、店内にもあるけど店先のは大きな暖簾に遮られて見えにくいですね。
 店内に入るとすぐに券売機、「じゃあ正油味を」とボタンを探すと左上は味噌味、続けて正油味、和風豚骨、塩味と並んでいます。
 ラーメンのことはよく分からないので左上から食べてみるかとポチッとボタンを押して食券を買い、空いているカウンター席に座りました。
 環七沿いといっても交差点近くなので車の騒音はそうでもないんですが、なんか店内は騒がしい雰囲気です。

 店員さんは厨房に1人、ホールに1人いらっしゃいましたが、絶え間なく入ってくるお客さんに十分対応し切れていない感じ。
 座った時もそうでしたが、常に店内のどこかの席に食べ終わった食器が目に付いてしまいます。
 洗い物も大切でしょうけど、先ずは下げ膳してもらってから洗ってもらいたいです。
 広めのカウンターテーブルにゆったりと腰掛け、カウンター台に貼り出されているラーメンの蘊蓄を読みながらラーメンの出来上がりを待ちます。
 蘊蓄にはスープ、麺、叉焼、タレと順番に説明されていますが、タレは「タレは店の命です、コメントは一切差し控えさせて頂きます」とあります。

 10分ほど待ってみそらーめん800円、丼などが置かれている高いカウンター台越しに手渡されたのには驚きました。
 お店のホームページを見ると「できることは全部やる その想いがこの一杯を生む」とあるんですけど、ぐるっと回って「お待たせしました」と左肩越しにラーメンを提供するのは「できること」ではないのかな。
 なんかどっかで見かけたような丼には白味噌ベースと思われるスープがたっぷり入っていて、特別にすごい味ではないけれど平均点は軽く超えている味、なるほどね。

 小林製麺の中細縮れ麺は札幌味噌ラーメンの代表的な扱いですけど、このスープにはこの麺がとてもよく合います。
 しっかりと味付けされたチャーシュー、コリッと固さ残るメンマ、味噌味には決して合わないと思っているけどあちこちで見かけるワカメ。
 丼中央に白ねぎが盛り付けられ、全体に白胡麻が散らされています。
 「これがてつやの味だ」は私には分からなかったけど、長時間営業でも絶え間なくお客さんが入ってくる味だと感じました。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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