一口に3D立体テレビといっても、裸眼で立体視できるテレビから、アミューズメント施設のアトラクションのように偏光グラスをかけて楽しむものまでいろいろありますが、BS11の立体放送は後者のタイプ。サングラスのような形をしたメガネをかけて楽しみます。
放送形式は右目用と左目用の映像を並べて送信する「サイドバイサイド方式」を採用。人間の両目と同じように、右左2つのレンズがついた専用のカメラで撮影した映像を並べて放送します。
それを3D専用の受像機で受信して電子的にオーバーラップさせると、電波障害時のゴースト画像のような画面になります。左右それぞれの映像情報を「左目用の映像はテレビ画面の走査線の奇数ライン、右目用の映像は偶数ライン」といった具合にテレビ画面の走査線に割り当て、それらを光学フィルターで制御。さらに偏光グラスによって、右目用の映像は左目に入らないように、左目用の映像は右目に入らないように、それぞれ制御することで、頭の中で立体映像を結ばせる……と、仕組みを文章で説明するとこうなりますが、この迫力は自分の目で確かめるのが一番です。百聞は一見にしかず! ぜひとも3D立体映像の迫力をご自身の目で体感してください。