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だいちゃんの時間を見つけて書く日記(別館) このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

だいちゃんの時間を見つけて書く日記の別館です。
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2012年04月15日

パパのいうことを聞きなさい! 第12話「世界で一番パパが好き」

| 13:40

本作も最終話。今回も原作ストーリーの流れを基本的には踏襲しつつも、要所要所でオリジナルと言えるシーンを挟んだ感じで、原作とは少し異なる話の終わらせ方になっていたように思います。


アバンは前回のラストでお遊戯会に両親が来てくれるというひなの発言に祐太達3人が凍り付いてしまう所の続きから

前回よし子から忠告された件も含めて気まずい雰囲気は続き、美羽がひなをお風呂に入れている間に祐太と空はひなに両親が帰ってこないことを告げるか相談

祐太は最後まで煮え切らない感じでしたが、結局空が決断しひなに帰ってこないことを告げることに。両親が帰ってこないことを聞いたひなは、自分が両親の元へ行こうと言いますが即座に凄い剣幕で空から怒られることに。

結局ひなが泣き出してしまい、祐太に対しても「パパじゃない」と言ってしまうひなを空が泣きながら抱きしめ、傍で聞いていた美羽も泣き出し、祐太も何とも言えず苦虫を噛み潰すような状態。

原作ではまだひなに対して「両親は海外旅行中」と言っており事故に関する件は伝えていない状況ですが、アニメは今回で終了ということもあって、真実を伝えるシーンを入れたという感じでしょうか。


その後暫く時間が経ち、夕暮れの公園ブランコに座っていた空の前に仁村が登場。

何日か休んでいた程にショックを受けていたひなですが、3日程前から急に保育園へ行くようになったようで。ただ、お遊戯会の練習には参加できないなどまだ両親が帰ってこないことのショックからは完全に立ち直ってはいない模様。

そんな様子を見た祐太の「やっぱりただのおいたんかな」という内容に、仁村もロ研の部室で祐太が莱香から「パパにはなれない」と言われて立ち去ったことを思い出すことに。

内容を聞いて莱香の発言の真意を測りかねる空ですが、仁村はさりげなくフォローを入れつつ、祐太のことは「信じている」と言い、ちょうど現れた美羽に対して空を優しく送り出す形に。


更に時間が経ち、今度は雨の日の商店街。途中会ったおばさんに対して元気良く接するなどすっかり元に戻ったようなひなを見て安心するひなですが、美羽が前日いつものウサギぬいぐるみに対して悲しい顔をすると姉二人が泣くから泣かないと言っていたと発言。美羽曰く相変わらずお遊戯はできないままのようで、それを聞いた空は改めてひなを心配

その日の夜、改めて伯父の信好から手紙を読んだ空ですが(前回は触れられていなかった最後の「今月末までに回答が欲しい」の部分も挿入)、ちょうど祐太が帰ってきたため手紙は隠しつつも話し合いたいと言うことに。

しかし、祐太の方は何も返答せず、明日朝早く出かけるとだけ空に伝えることに。それを聞いた空は手紙の内容から伯父の家へ行くのではないかと心配


翌日、スーツ姿の祐太は電車に乗り池袋へ。跡を付けた空ですが祐太が向かった先は前回葉書の描写があった小鳥遊家の墓でした。

墓前で姉の祐理に向かって問いかける祐太ですが、空は「淋しいけど仕方がない」とつぶやく祐太に堪え切れなくなって飛び出し、「3人ではなく4人で一緒に居たい」と発言。

それを聞いた祐太は先程の発言は「自分が3人の本当の父親になれない」ことであったと言い、家族として好きな3姉妹をこれからも全力で守ると空に向かって発言。その発言を聞いた空は嬉しさの余り祐太に抱きつくことに。

二人に関する家族への想いは一致した訳ですが、ちょうどその時二人の前によし子と信好が一緒に登場し、Aパートは終了。


Bパートはよし子と信好の前で祐太が回答を出そうとする所から

今までの墓前でのやり取りを見ていた二人は祐太と3姉妹が強く結びついていたことを理解。信好から正式にもう少しだけ祐太に3姉妹の面倒を任せることの承諾が得られることに。

ここで改めて祐太はよし子に第2話での祐太の無茶な行動を止めなかった真意を聞きますが、よし子は15年前に姉弟だけになった祐太と祐理を引き取れなかった罪滅ぼしだと発言。改めて祐太は祐理の弟であると言われる形に。

また信好からひなのことを心配されますが、祐太は「姉と同じで往生際は悪い」と言い、空達を安心させることに。

ところで、信好本人が登場したのは2話以来でしたが、その時は夕暮れや暗い室内だったこともあり顔の印象などは分かり辛い感じでした。ただ、今回登場時の表情を見ると他の面々に比べると色白で頬なども少し細い形で描かれており、よし子と大差無い苦労人という雰囲気しました。原作ではキャラ絵が描写されていた記憶がないのですが、こちらも原作イラスト担当なかじまゆかさんがキャラクターデザイン担当されたんでしょうか。


よし子や信好と別れた後の帰り際、祐太と空は親戚である信好のことについて話をすることに。空達も余り会ったことが無かったと語る信好でしたが、最初の時からは一転して優しい人だという認識で二人は一致。

空は伯父や叔母、そして祐太のことも傷つけたと泣き出しますが、祐太は自然に空を抱き寄せ「これから頑張ることが恩返しである」と言い、空も祐太の行動に祐理のことを思い出して安心することに。

その後祐理のことについて語る途中、祐太は自分が祐理と二人きりになった後の最初の参観日での祐理の行動を思い出し、空と一緒にそのまま池袋から大学のロ研まで移動。


ひなのお絵描きに関する伏線が入りつつ、文化祭の出し物である○×クイズ準備中をしていたロ研まで移動した祐太は、莱香に対して以前の「パパにはなれない」発言に対する真意を回答。

祐太の回答に対してなぜか「アタック25」の物真似をし出す莱香ですが、そんな莱香に間髪入れずに祐太は「俺の妻になって下さい」と宣言、莱香も即座にOK(?)したため他の3人は一様に驚く羽目に。

祐太の発言及び莱香が同意した真意は、お遊戯会における「ひなの仮初めのパパとママ」を演じることでした。その内容を知った空は安堵しつつも複雑な表情をしたため、美羽に窘めたりする場面も。

遊戯会の方は最初両親が来てくれないと分かり微妙な表情のひなでしたが、ロ研の面々や商店街人達も参観に駆け付け、その様子を見た他の園児達の驚きを見て元気を取り戻すことに。

遊戯会も開始され「きらきら星」「どんぐりころころ」などをひな達がする中、祐太を巡った空と莱香の関係、少し引いた所で父親について語り合う美羽と仁村、相変わらずなロリコンぶりを発揮する佐古などのシーンが入り、同じくひなの参観に来た新子、涙を浮かべるよし子、信好らの姿も描写。お遊戯会の方もひなが笑顔を取り戻してきっちり役割をこなし、大成功で終わることに。


遊戯会終了後、途中でよし子ら、ロ研メンバー、商店街の面々と別れ、祐太達4人はいものアパートへと帰宅

ところで、一緒に同じアパートに住んでいるはずの新子がよし子らと同じ駅で降りていたのが少々気になりましたが、そのまま仕事からという理由だったんでしょうかね。二人が現れた際、新子は妙に気にしている素振りを見せていましたが、その辺りも関係しているんでしょうか。

あと、改めてこのシーンでお遊戯会参観時の空の服装が原作通りに余り合ってない祐理のスーツを着た姿だったことが分かったのですが、原作からの流れを優先したとは言え、アニメでは原作と違ってBパートの冒頭でよし子や信好達と和解した感じになったので、スーツ姿は余り意味が無いような感じもしました。


その後はお遊戯から更に時間が経った日の夜。バイトから戻ってきた祐太に対して、3姉妹は「頑張ってくれてありがとう」のお祝いパーティを開くことに。

遊戯会前にひなが描いていた4人の絵や祐太のために買ったケーキも出るなど最初は華やかムードでしたが、祐太が写真を撮ると言った所からいつものドタバタ展開に。我慢していたトイレに駆け込もうとして祐太を追い出す美羽、服を着替えると言い出したものの美羽のドタバタで下着が見えてしまう空、祐太と離れてしまい泣き出すひななど相変わらずな3姉妹最後は全員でタイトルでもある「パパのいうことを聞きなさい!」コールが入り本編は終了。


エピローグは「Coloring」をBGMに、原作の1巻ラストの展開通りに祐太達が暮らしていた八王子アパートを引き払い、池袋小鳥遊家に4人が戻るまでの過程が描かれることに。

よし子・信好が立ち会いの下での親権絡みの件、ロ研メンバーが手伝っての引っ越し原作とは違って業者に頼んだ模様)、大家新子アパートの面々や商店街の住人達との別れ、池袋への移動中の様子、小鳥遊家の表札に「瀬川祐太」の名前が入ったことなど、セリフは全く無い分、原作以上に色々な角度から引っ越しの描写を絵の方できっちり補完していたように思います。

ちなみに、原作ではよし子が保険外交員をしており4人の親権や相続絡み問題の件を一手に引き受けていたことや、仁村が祐太が住んでいたアパートに移り住むことなども1巻及び7巻で描かれていましたが、アニメではあくまでも祐太と3姉妹を中心に描かれた内容だったためか、それらの描写は結局入らないままでした。


さて遅ればせながらTV放送分の全12話を視聴しましたが、最初にコンセプトとして挙げられていた「3姉妹との六畳一間の共同生活」通り、原作の1巻・7巻部分のみで構成される内容となりました。

池袋小鳥遊家に舞台を移した原作2巻以降も「家族の大切さ」が描かれる部分は変わりないのですが、1巻・7巻時点の内容が最も4人の共同生活について余裕が無い感じで描かれているため、その部分に的を絞って1クール作られたのは選択肢として良かったのかなと思いました。

原作ではなく漫画側で登場している隣人の新子大家佐和子などもアニメではきっちり補完されたことで、祐太達が大家と揉めるエピソードなども含めてより内容に幅が出たようにも思います。


一方、原作1巻では登場してない面々に関しては、合唱部部長である岡江清美、美羽の友人である杉原祥子など一部は登場しましたが、北原栞・合唱部における空の友人3人・サーシャ・ジュウベエなど以降の巻で重要役割を果たす面々については、結局未登場のままTV放送版は終了。

そういう意味では、原作ストック分もかなりあることから小鳥遊家に舞台を移しての2期も見てみたい所。特に4巻での美羽とサーシャとの話などは、小鳥遊家の人間関係などがより深く描写される話でもあるのでアニメ化して欲しいように思います。

ラジオ4月以降も(放送形態は隔週に変わりましたが)配信は続いていますし、パッケージ版のリリースは暫く続く(関連イベントも開催される模様)ので、もしかすると2期はそう遠い話ではないのかもしれませんね。


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