バス事故で45人けが 7人心肺停止4月29日 8時18分
29日午前5時前、群馬県藤岡市の関越自動車道で大型バスが道路脇の壁に衝突しました。
消防によりますと、これまでに45人が重軽傷を負い、このうち7人が心肺停止の状態だということです。
29日午前5時前、群馬県藤岡市の関越自動車道の上り線の藤岡ジャンクション付近で、大型バスが道路左側の壁に衝突しました。
大型バスは車体の正面を高速道路の側壁が突き破るような形で大破し、左半分が道路の外にはみ出しています。
群馬県の高崎市等広域消防局によりますと、この事故でこれまでに45人のけが人が確認されていて、16人が重傷で、このうち7人が心肺停止の状態だということです。
現場では消防などが車内に閉じ込められた人を救出したあと、近くにシートを敷いてけがをした人たちの手当てをしながら、けがの程度を現場で判断するトリアージを行い、けが人が救急車で次々と搬送されています。
事故を起こした大型バスを運行する千葉県印西市の針生エキスプレスによりますと、バスは、28日夜10時ごろ、金沢市を出発し、東京の新宿を経由して、千葉県浦安市の東京ディズニーランドに向かう予定だったということです。
バスは53人乗りで、45人の客を乗せていたということです。
事故直後に、バスの運転手から会社に電話があり、「事故を起こして壁にぶつかり、挟まってしまった。社長申し訳ない」と話していたということです。
針生エキスプレスの針生裕美秀社長は「詳しくは分からないが、けが人が出るなどお客様にご迷惑をおかけし、大変申し訳ありません」と話しています。
日本道路交通情報センターによりますと、大型バスの事故の影響で、関越自動車道の上りは、高崎インターチェンジと藤岡ジャンクションの間、北関東自動車道の西行きは前橋南インターチェンジと高崎ジャンクションの間で、午前5時から通行止めとなっています。
また、北関東自動車道の西行きは前橋南インターチェンジを先頭に1.5キロの渋滞となっていますが、関越自動車道の上りでは目立った渋滞は起きていないということです。
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