米軍とフィリピン軍、南シナ海の南沙諸島に近い島で上陸訓練
アメリカ軍とフィリピン軍は25日、フィリピンなどと中国が領有権を主張している南シナ海の南沙諸島に近い島で、上陸訓練を行った。海洋進出の拡大を図る中国をけん制する狙いとみられる。
フィリピン軍とアメリカ軍の特殊部隊は、島に上陸して丘の上にあるテロリストの拠点を急襲するという訓練を行った。
訓練が行われたのは、南シナ海に面したフィリピン西部のパラワン島で、およそ90人の特殊部隊が海から上陸して、テロリストの拠点を急襲する訓練が行われた。
アジア太平洋地域を重視した再編を進めているアメリカ軍は、海兵隊の再配置も念頭に、フィリピン軍との演習を増やしていて、海洋進出を拡大している中国をけん制する狙いがあるとみられている。