2011年06月20日 テーマ:静かな侵略

新潟の、いや日本の危機 その⑥

民主党の結成、田中真紀子夫婦の自民離党、民主への参議院の逆転、そして一昨年の衆議院選での政権交代。新潟県でも自民保守勢力が減退しました。

そんな中計画されたのが、大阪、名古屋とも連携する「新潟州 特区」構想です。この理論形成者は、元三重県知事の北川正恭です。北川氏について述べると、もともと自民党であったが、鹿野道彦(今、総理候補の一人などと言われているが、サラ金業界との癒着や、秘書が逮捕されたこともある)らと共に行動し新進党で小沢と合流。三重県知事には岡田の推薦と支援で当選。知事としての実績はほとんどなく、各部署をカタカナ表記にして県民からの顰蹙(ひんしゅく)を買った。

芦浜原発計画も、一存で住民の理解得られないと白紙にし、廃棄物焼却による発電プラントに1000億円以上も投入したが、火災死亡事故を起こし、全く役に立たず現三重県知事により廃止が決まっている。この工事を請け負わせた富士電機は全く実績がなく、金銭問題も含めて疑惑があることを伊勢新聞が報じている。

そして極め付けが、シャープ亀山工場の誘致である。135億円の補助金を供出、液晶テレビの製造工場建設を発表した。ところがシャープは後に堺工場に液晶テレビのラインを移すことにし、亀山のラインは中共に移転することになった。現在三重県はこの補助金の返還を求める訴訟を提起している。

そしてこの補助金をめぐり北川知事は、金額は不明だが、不明瞭な金銭を受け取ったといわれている。検察当局とは、知事をやめることを条件に立件を見送った。この際、岡田、小沢等の民主から相当の圧力がかけられたとも言われている。

こんなに三重県を食い物にした真っ黒な人間が、今新潟県に乗り込んできているのである。堂々と自分のHPで政党の公約は破るものと言い、「北京の蝶」などと、蝶の小さなはばたきが世界を変えるなどと、まさしく社会共産主義のミクロ理論を主張しているのである。

この北川氏を新潟に呼び込んだのが「新しい日本を創る国民会議」の仲間であった現新潟県知事の泉田裕彦である。

泉田知事は、経産省出身。官僚は40~45歳になると先が見えてくる。重要なポストには数に限りがある。優秀でもラインに乗れなかった官僚は、大学等研究機関もしくは関連団体に行く。政治的呼び声がかかれば政治家に転身する。さして優秀でもなくラインから外れると、各都道府県に出向となる。泉田知事は岐阜県に出向しました。そして民主の推薦、後述する篠田新潟市長、長岡市長らの支援で県知事に就任しました。そして最大の支援者でありスポンサーであるのが新潟総合学院の池田弘である。

この北川理論による、泉田知事、篠田市長が提唱する「新潟州 新潟特区構想」は地方分権を謳い、中央政府から地方への権限移譲を主張するものである。そして地方活性化、地域対策事業として、中共、韓国、ロシア、北朝鮮の北東アジアに開放し、積極的に人民を受け入れ30~50万人の都市つくりをするというものである。彼らのこの政策はHPや記者会見等で誰が聞いても明らかであるように北東アジアのために「新潟特区」を税金で賄うのでどんどん来てほしいというものである。

地方分権は、国家の解体に通じる。中央集権こそが国家の存続であり主権は広く日本国民に存在する。主権が一地方に移ればそれこそ日本からの独立と言うことにもなる。本来地方が目指すのは、地方分権ではなく、「地方自治の確立」である。国の政策ではなく、地方の事は地方で決めていく、国からの交付金なしの政策を実行する、しかし国としての機構の中で国では地方の事はよくわからないであろうから地元に決めさせる、ということである。そして当然日本国という憲法とそれに委任された法律の範囲内でということは言うまでもない。

もともと地方自治は、明治初期に来日したアメリカのシャウプ博士による「シャウプ勧告」が基本になって約100年の歴史の中で民主主義と共に歩んできたものである。言い意味にも悪い意味にも「三割自治」と言われる。政策も税金も地方は国の三割程度ということで、これ以上大きくなると国があやゆくなるということである。もちろん時代とともに変化をしなければならないが、この新潟州構想は一気にと言うか、いきなり日本から独立しようと言っても過言ではないのである。

この泉田知事にもかなりの黒い影が付きまとう。その代表が新潟総合学院、アルビレックス新潟の池田弘で泉田の副後援会長を務める。池田のビジネスのやり方は、まさしくソフトバンクの孫正義と同様、自らの資金は全く使わないのである。経営が傾き破たんした各種学校を、知事の泉田から払い下げを受け、その再建とその後の経営は全て県からの助成金で賄うのである。新潟県の各種学校への助成金の多さはマスコミでも話題になっている。県の予算の中の助成金の内訳はわからないし、県知事も予算の説明の中で一切触れていない。各種学校助成金のほとんどがこの池田が経営するNSG(新潟総合学院)グループに流れていると指摘されている。

この池田弘、新潟市の愛宕神社宮司という肩書も持つ、日本神道の神官である。地元新潟市では実業家としての顔のようだが、東京においては全く別の顔を持つ。周囲には秘密にしている事務所を銀座に構え、銀座の高級クラブを時にはアルビレックス新潟の選手と、時にはひっそりと一人でホステスを口説くために豪遊しているのである。銀座のRのTママは「それはそれはとても女性には熱心な方でうちの店のAちゃんも一時囲われていましたよ。しかもアメリカ人の愛人もいるっていうのに。そういえば泉田新潟県知事もご一緒の時もありますよ。うちの店以外は、SとかPとかBにかよっていますよ」

別に私個人としては、男の器量だと思うので(男としての人間性としては許しませんが)構わないが、この遊ぶお金が、新潟県の助成金により成り立っているNSGから支払われていることは許しがたいことである。とても神の道には程遠いと言わざるを得ない。

さらには県から助成金を出しておいて、出した先から副後援会長として資金援助を受けている新潟県知事。腐りきっている。

そして後述する、新潟芸術学院の中共帰化人の東富有の案内で中共にも出かけている。どんな事をしているかはその時に。

その(7)に続く・・・


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