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登場キャラクター |
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藤木 信宏 (フジキノブヒロ) |
私立平城学園の2年生。資産家の次男坊。末っ子だっためか周囲に甘やかされて育ち、その影響で現在では学力・素行共に芳しくない生徒となっている。容貌、学力とも兄の雅孝に劣るため、強いコンプレックスを抱き、内に篭るような性格になっている。趣味はパソコン弄りとアングラサイトメグリ。他にこれといった特技はない。ただし、性格は卑屈で狡猾。
生徒会長の二条可憐は従姉で小さい頃からよく面倒を見てもらっていたが、聖母のような性格と容姿端麗、成績優秀という非の打ち所のない彼女と接する度、惨めな思いを抱いていた。
副会長の桐生マリカは幼稚園時代から同じ学校に通い続けており、ネクラで文武双方がダメな彼はよく、彼女に虐められていた。マリカはそんな事は覚えていないようだが、彼は未だに目を合わせる事ができない。
一歩間違えば引きこもりになりかねない信宏の唯一の心の支えは、オタクな友人たちと作ったパソコン同好会だったが、それを可憐とマリカに潰されて、彼は逆上し、2人への復讐と同好会を部に昇格させての復活を目論むようになる。
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二条 可憐 (ニジョウカレン) |
私立平城学園の3年生。生徒会長。信宏の従姉にあたる。
お嬢様育ちゆえのおっとりした言動とその清楚な美貌が男子だけではなく女子にも憧れを抱かれている。母性本能が強く、包み込むような優しさを持つ。基本的に人を疑う事を知らない。
信宏が幼い頃から両親や兄にしかかれるとよく慰めてくれた存在。彼女は心底から心配していたのだが、信宏は何でもできる完璧な彼女に慰められる度、コンプレックスを強めていた。
この度は副会長のマリカからパソコン同好会の不当なパソコン使用の報告を受けて、廃部に踏み切る。彼女としては信宏に道を誤って欲しくないという強い思いから決断した。
眉目秀麗で頭もキレる信宏の兄勝宏に思いを寄せる。親の会社の苦境から彼と婚約する事になるが、それを心から喜んでいる。憧れの人と結婚するため、そして親の会社のために婚約を破棄されるような状況だけは避けたいと思っている。
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桐生 マリカ (キリュウマリカ) |
私立平城学園の2年生。生徒会副会長。信宏の幼馴染。
母がイギリス人のハーフ。金髪に日本人離れした美貌とスタイルを誇る。彼女の強気な性格と相俟って近づき難い雰囲気を放っている。
信宏とは金持ちが通う名門幼稚園時代から同じ学校に通っている。幼い頃から運動も勉強もダメだった彼をマリカは虐めて来ていた。彼女は自分が名門の家に生まれた事を自覚し、父や母も恥ずかしくないような娘であろうと勉強もスポーツも励んできた。そのため同じ境遇にあるはずの信宏のダメっぷりが、腹立たしくてならなかった。
今回のパソコン同好会の廃部も、事実確認もほとんどしておらず、厳しすぎるとの声もあったが、彼女にとっては自分の通う学校でそのような行為をしているという噂だけでも我慢ならなかった。
妹のミキを思っているが、それを素直に表現できずに、彼女とはすれ違いが多い。
幼い頃から、親に恥じない娘として、妹のミキを守るために強くあろうとしてきた。しかし、その気丈に振舞う裏ではM気の強い素質を隠し持っていて、強くリードされたり強要されたりするのに弱い。
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桐生 ミキ (キリュウミキ) |
マリカの妹で平城学園一年生。気丈な姉に守れたせいで、ひっこみ思案で大人しい。姉には憧れる一方、自分の事にあれこれと口を出しすぎる彼女に反発を抱いている。とはいえ、根底ではマリカの事を強く慕っている。
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