中国で子供が〝即死〟の猛毒食用油
2012年04月26日 18時00分
毒カプセルどころの騒ぎじゃない! 中国で、もっと恐ろしい「猛毒食用油」が売られていたことがわかった。
毒カプセル問題は先週、中国中央テレビが廃棄物を原料にした工業用ゼラチンが、薬用カプセルの原料として使用されていると報道。その後、当局が国内各省で捜査、これまでに違法に製造された230トン余りのゼラチンを押収した。
そんな中国当局が今、声を大に呼びかけているのが「健康のために地溝油を取らないようにしよう」という標語だ。地溝油で作ったラーメンで子供が即死した事件が起こり一気に注目された。今月初めには浙江省金華市の農村部で製造していた経営者ら30人を逮捕。その工房の突入時の様子がおぞましすぎる。1000トン以上の腐敗したブタやウシの死体、イヌやネコの皮や内臓が山積み。油を抽出するために煮込む巨大な釜からは、刺激臭が漂っていたという。作られた油のうち数万トンが上海、重慶両市などの食用油メーカーや飲食店に販売されていたようだ。
中国人ジャーナリストの程健軍氏は「中国全土の外食産業の年間正規食用油購入量は2250万トンですが、地溝油はすでに生産量年間600万トン以上。販売価格が本物の食用油の半額近いためさばける」と指摘する。
影響は中国国内にとどまらず「今回摘発された工房からはレトルト食品や火鍋用の調味料スープとしてビニールの小袋入りのものが大量に発見された。製品の大半は市場に出回り、一部は日本にも輸出されている可能性がある。インスタントラーメン、フライ菓子などに加工され誰もが知らない間に口にしているかもしれない」(程氏)。 〝ステルス地溝油〟を日本人も食べているのか?
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