国際韓国原発で不正納入横行 偽造部品で稼働中2012.4.27 20:04

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韓国原発で不正納入横行 偽造部品で稼働中

2012.4.27 20:04

 韓国の原発で、職員が業者から賄賂を受け取って偽造品や中古の部品納入を認め、稼働中の複数の原発で現在こうした部品が使われていることが次々発覚。同国は21基の商業用原子炉がある原発大国だが、停止事故も頻発し、技術とモラルへの不信が高まっている。

 釜山の古里原発では、中堅幹部が原子炉の出力測定機器の密封に使うフランス製の部品を業者に横流しし、業者はこれを基に偽造品を製作。中堅幹部はこの納入を認め、昨年5月から偽造部品を使って原子炉が運転されていることが蔚山地検の捜査で分かった。

 報道によると、原発運営会社の韓国水力原子力(韓水原)は、偽造部品の性能が「本物とほぼ同じで、点検もクリアした」として安全性に問題はないと主張。しかし古里原発では昨年、別の職員が敷地内にさびて放置されていたバルブ部品を横流しし、釜山の業者がこれを洗浄した上で新品と偽って同原発に納入していたことも発覚。韓水原の弁明を疑う声は根強い。(共同)

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