「解雇通告され殺害」と供述 社長遺棄容疑で逮捕の従業員北九州市小倉南区の「白石鉄工」社長白石正人さん(70)が頭を殴られ殺害された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された同社の日雇い従業員宮尾孝行容疑者(44)が、小倉南署捜査本部の調べに対し「解雇を通告され、かっとなって社長を殺した」と供述していることが5日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、遺体の発見現場周辺でハンマーが見つかっており、凶器に使われた可能性があるとみて調べている。また、遺体にかけられていたシンナーのような液体は、鉄工所内にあったものを使ったとみて裏付けを急いでいる。 捜査本部によると、白石さんは3月30日午前、「勤務態度が悪い」として宮尾容疑者に解雇を告げるため資材置き場に向かったが、その後連絡が取れなくなり、同日夕、コンテナ内で遺体が見つかった。現場から白石さんの携帯電話や手提げかばんがなくなっていた。 【共同通信】
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