今回はセンター数学の対策を書いてみたいと思います。
センター数学・・・
難しいですよね?
もともと数学があまり得意ではなかったこともありますが、僕は現役、浪人通してセンター数学は非常に難しいと感じていました。
現役時は数Ⅰ・Aで思いがけず満点がとれたものの、Ⅱ・Bでまさかの60点、合計160点というすごくびみょ~な得点でした。
浪人時代は「数学を制するものは受験を制す」の信念のもと、かなりの時間を数学に割いていたおかげで2次の数学では安定して合格点ぐらいをとれるようになったのですが、それだけ難しい問題を解く力がついたにも関わらず、センターではたまに70点台をとってしまったりという状況でした。
さすがに、「これはマズイ!!」と思い、本格的なセンター試験の対策は12月からスタートしたのですが、センター数学に関しては前倒しで9月からはじめました。
結果的に、浪人時のセンター本番ではⅠ・A、Ⅱ・Bとも90点ずつ、計180点でそれなりに効果はあったみたいなので、今回その時にやっていた対策法を紹介します。
基本的に使用したのは河合塾の黒本、これ1冊です。
これを徹底的にやり切れば、たぶん誰でも9割とれます。
で、どうやるか?ですが、
まず、普通に解きます。もちろん、時間計って。
解いたら丸付けですね。点数も出しましょう。
わからなかった問題があった場合は解説を見て、解法を理解してください。
そんで、ここからが大事です。
間髪入れずにもう一回解いて下さい。
2回目解いたけど、満点とれなかった場合はもう1回です。
100点とれるまで解き続けてください。
「そんなに繰り返し解いたら答え覚えちゃうじゃん」という文句は無視。
答え覚えてようが、何だろうが、毎回ちゃんと計算して何が何でも100点をもぎとってください。
100点とれてはじめて合格です。
僕自身、追試験のちょー難しい年の問題は6回ぐらい解いてやっと100点がとれた記憶があります。
で、なんでこんな馬鹿っぽいやり方を勧めるのか、ですが、
センター数学はかなりの部分「計算大会」的要素が強いです。
僕の浪人時代の数学の先生は「センター数学は数学じゃねぇ」とまで言っていました。
2次試験とかとは全然要求されてる力が違います。
なので、対策には当然「計算大会」の攻略に向けた戦略をとる必要があります。
僕の戦略は「一定のレベルの問題を徹底的に反復演習することで、計算スピードを上げると同時に、効率的な解き方を頭に定着させる」というものです。
何回も同じものをやってると、普通の人はムカついてきます。
なんでこんなに何回やっても解けねぇんだよ!!と。
この方法においては、そのムカつきをうまくエネルギーに変えてくことが大事です。
「この計算、こうやった方が早くできるよな」とか「この問題、もっと楽な解き方あるだろ」とか、一回一回「より速く、より正確に解くにはどうすればよいか?」を考えてください。
この「自分で反省して、改善策を見出す」というプロセスはセンター数学に限らず、受験全般においてメッチャ大事です。
たとえば、僕はもともと字がデカかったため、計算をするのにかなりのスペースを使っていました。
センター数学解いたことある人はわかるでしょうが、ぐちゃぐちゃに計算してると、後まわしにして解く時にどこまで進んでいたのかわかんなくなるし、最後に見直そうと思ってもどこで何をしてるのか解読ができません。
そこで「字をちっちゃくするのはたぶん難しいから、計算を書く量を減らそう」という対策をとりました。具体的には、計算過程をすべて書き出すのではなく、意識的にそこまで複雑でない計算は頭の中でするようにしました。
最初は大変でしたが、ずっと続けて慣れてくると、かなりスペースを節約できるようになったし、書き出す計算も整理した形で書けるようになり、結果的に計算もメッチャ速くなりました。
いろいろ心がけ次第です。
で、話を戻すと、「100点がとれるまで連続して同じ問題を解く」というやり方を毎日続けて黒本一冊終わらせましょう。追試も含めてです。
もちろん時間はかかりますが、この方法は計算力を伸ばすいいトレーニングになります。2次の対策にも波及効果があるということです。
あの分厚い黒本の問題をすべて徹底的に攻略した姿を思い浮かべてみると、9割ぐらい突破できそうな気がしませんか?
今年受験生の方はもう追い込みの時期ですね。大変でしょうが、センター試験(特に暗記系の科目)は直前の詰め込みが効きます。最後までがんばってください。
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