何やらアメリカホワイトハウスのサイトへの署名活動、あまりにも方向違いと言うか、結論から言えば大きな日本の恥であり、韓国の情報戦略に乗っかった大失態であることを認識してもらいたいと思います。
例えば、朝鮮半島と中共大陸のところに黄海があります。世界的にもずっと呼称され日本の教科書にも黄海と記載されています。ところがある日、韓国が急に「黄海ではない、西海だ」と主張し始め、日本の教科書に黄海と西海の両方を併記して欲しいと要望してきました。
日本は既に国際水路機関IHOに黄海単独で表記していることを政府の公式見解として表明しています。ですから日本としては、教科書に載せてくれなどと、自国の教育の事であり、こんなことはまさしく日本への内政干渉であり、無視して放っておきます。国際的にも黄海として政府が公表しています。
ここまでご理解していただけるでしょうか? 韓国からこれまでにも日本の教科書の記載について抗議だか干渉されていますが、日本は一切内政干渉としてはねつけ無視しています。
ところが、この韓国の動きに対して、中共が「何言ってるんだ、黄海なんだから日本の教科書には単独表記してほしい」と黙っていればいいものをわざわざお願いしてきました。何にも言わなければ日本としてはそのまま放置しておいたのに、です。
韓国そして中共からどんどんメールで署名してきて両国の競争のようになりました。日本としては極めて迷惑であり、教科書は純粋に日本国内問題であり、他国からどうしろこうしろと言われることでもありません。 両国があまりにもうるさいので、日本としては自国の利益を損なう事でもないし、韓国と中共との二国間の事であり、双方で決めて下さいよ、とそれしか言えなくなりました。こんな話が決着付く訳でもなく、いつまでたっても解決のめどさえつきません。日本は仕方なく、決着付くまで、黄海と西海の両方を併記しておきますよ。
これはあくまで例え話ですが、この話の日本をアメリカ、中共が日本、そして黄海を日本海に置き換えると、まさしく今回の問題となります。さらにこのたとえ話の黄海の件が、日本にではなくアメリカ、そしてイギリスに対して韓国と中共が「お願い」の競争したら、アメリカとイギリスはどう思うでしょう。韓国と中共に呆れかえり、こいつら何を争っているんだ、俺達巻き込まないで両国で解決しろよ、うるさいから両方のこと書いておいてやるよ。
このようにおそらく日本と同じ態度でしょう。
このたとえ話で大切な点は
・全く、どの国も呼称なんかに執着はなく、これまで通りの国際的親しみで各国が呼称してきた問題に
・韓国が騒ぎ、中共がそれに乗っかってしまい、併記になってしまった。
・まさしくこれが韓国の情報戦略であり、諜報機関も使う「俎上論」「あぶり出し戦法」です。
日本海の呼称問題も、見事に日本国民が韓国の情報戦略に引っかかってしまったと言う事です。韓国もいきなり東海にしろとは言わず、日本海と併記と極めてずるかしこく主張しています。まさしく情報戦争なのです。この場合に相手に乗ってしまう事が失敗であり、韓国は相手を乗せてしまうことから始められる訳です。ただ韓国だけで吠えていても誰も見向きもしません。日本が乗っかってしまい大騒ぎになる事によって問題を提起したのです。
それでは現実に日本海の呼称についてアメリカにお願いすることが、どういう事か説明したいと思います。
今回の署名の法的根拠から言うと、
合衆国憲法修正第1条「連邦議会は人民が苦痛の救済を求めて政府に対して請願する権利を侵害する法律を制定してはならない」と定められ、合衆国憲法上の規定の「連邦政府に対して苦痛の救済を求めるもの」であり、請願とは、連邦政府が様々な問題にどのように対処すべきかにつき、焦点を定めた民主的な対話を促進するためのものとされています。
これを受け2011年9月、ホワイトハウスウェブサイト内に、連邦政府への請願（petition）をオンラインで受け付ける「We the People」が開設されました。政府への請願をより広く利用してもらう目的です。
この趣旨をよく理解してください。
そして一定期間内(30日以内)に一定数の署名(2万５千人以上)を集めた場合、連邦政府で検討され、それに対する回答という形で「対応」がなされますが、あくまでこれは米政府の裁量権(自由に決められると言う事)であり、絶対に対応されると言う事ではありません。請願の内容が、既に決着済み、法的におかしい、実害とかの苦痛もない、等は当然はじかれます。アメリカ国内の教科書に、しかもおそらく地理等の地図に、おそらくほとんどのアメリカ国民が知らない、遠いアジアの小さな海が、どう呼ばれようとアメリカ国民にとっては痛くもかゆくもありません。少なくとも苦痛があり政府に救済を求めることでもなく、請願の対象でもありません。
そして請願とは、国民が政府にお願いすることですが、そして大学で法律学科に学べば必修で「比較憲法論」を学んでいると思いますが、日本・アメリカ・イギリス等民主主義国家における「請願」の根拠並びに意義はほとんど同じです。国民の国政への参政権(政治に参加する)の一つであり、選挙権(議員立候補したり、投票する)と共に認められている権利です。そして日本国憲法でも同様に、請願権は憲法でも認められ、未成年であろうが法人でも外国人にも認められています。これはアメリカでも同様です。
しかし請願の内容は当然憲法の規定の範囲内と言う事になります。日本国憲法を見れば、日本国民である定義も憲法の委任により定められ、日本国民にだけ与えられる権利(書き出しが「国民は」となっています)と一時的滞在も含む外国人等(「何人も」で始まります)とではその受ける権利は違います。
つまり米国でも、米国民が受けれる権利と、外国人を含む誰でもが受けれる権利とはその範囲が決まっています。米国民が受けれる権利について、外国人が権利を主張したりすることは、米国への主権侵害とか内政干渉になります。
まさしくアメリカの教科書に対して請願することは内政干渉であり、外国人が言う権利はありません。さらにアメリカ政府は公式見解として、日本海単独表記を国際水路機関にも表明しています。
そして日本政府は国民を代表して根拠等資料を添付してアメリカ政府に提出して、認められています。個人が署名しているより前に日本政府がしているということです。
韓国が東海併記を主張したから、韓国はふざけている何事だと、日本人が叫ぶことは同じ民度となり、日本の恥です。日本人が意味もないアメリカの政府への請願に署名し続ければ、
「何が日本人は不満なんだよ、国際的にも既に単独表記と公式発表してるだろ。そんなにむきになると言う事はもしかしたら韓国の方に言い分があるのかな、韓国もすごい勢いで署名してきているな。それにしても日本人は日本政府が既に伝えて来ているのに、何で韓国と同じ土俵に上がって騒いでいるのか、程度が低いな。もうアメリカにとって大した問題ではないから、両国で決めればいいじゃないか。それにこれ以上の内政干渉は許せないぞ。」
となる可能性は否定出来ません。国際水路機関も同様だと思います。となると両国益々主張して収拾つかなくなり、国際社会もあきれ果て、巻き込まれたくないから当面は両方併記でもしておくか、と考えるのは自然です。
このような状況になったらどうするのですか?つまり韓国の目的はここにあります。騒いで浅はかな日本人を同じ土俵に乗せ、国際問題にまで発展させ、両国間のトラブルとして世界に呆れ変えさせることが目的なのです。
・日本人のアメリカホワイトハウスへの署名請願は、米への内政干渉であり、もともと請願の趣旨にもあっていない。アメリカの教科書への請願はその対象でもない。
・韓国と張り合いエスカレートさせるのが韓国の目的。両国間の問題にしてしまいたい。
モナコで開かれる国際水路機関の定例会議。これまではずっと日本海単独表記でまとまっていました。新聞報道によると両国間の問題ではないかとの記事もちらほら出て来ています。どこの国もこんな事に巻き込まれたくありません。
こうした署名、アメリカでは個人情報としてきちんと管理されます。どのような対象分野に登録されるかは言えませんが、明確に言えばこんな問題に署名してきた日本人と言う事です。アメリカ政府関係者も、わずか25000人程度かも知れないが、日本国民ってこんな程度なのと正面切ってはありませんが、この署名活動は笑われています。
そもそも日本海、アメリカのサイトへの署名呼び掛けた本文に間違いがあります。当然署名の目的本文に誤りがあれば署名自体無効になります。歴史以来日本海と主張していますが、呼ばれ出した最初の頃は朝鮮海です。
少し話はそれますが、その頃の朝鮮半島は李王朝という極めて脆弱な体制にあり清国の属国(簡単に言えば植民地でもなく単なる家来と言う事)でした。当時のロシアが淡々と狙っており、日本はすぐ隣に共産主義が押し寄せてくるのを恐れ、清国と戦い勝利し朝鮮の清国からの独立を認めさせました。それでもロシアの共産勢力は強く、次に日本はロシアと戦い勝利し、朝鮮半島を何とか自立させようとしました。
しかしそれでも李王朝は弱く、日本国内に反対も多かったのですが、李王朝に懇願され、100万人にも上る半島人の日本への嘆願署名により、やむなくお願いされて朝鮮半島を日本と一緒にしてあげました。ですからその頃には韓国などと言う国は存在しておらず、「日韓併合」ではなく「日朝併合」が正しい呼び方です。日韓併合と言う事がこれも韓国の戦略にはまってしまっていると言えます。
まあこうしたところから世界でも日本に併合され朝鮮ではなく、日本になったので、朝鮮海から日本海と世界が呼称するようになりました。と言う事は今韓国がなんだかんだと言いますが、日朝併合は日本海と呼称されるようになったことからも世界が認めていることなのです。ロシアも日本海決戦と呼び、日本海流という名称も使いウラジオストックから南下してあの東郷平八郎率いる大日本帝国軍との日本海海戦となりました。史実からももう日本海が定着しました。
また話はそれますが、日本はアメリカとの戦争に負け、朝鮮半島を放棄して初めて韓国が誕生しました。しかし国内は二分され、日本がいなくなった途端に現在の北朝鮮が中共とロシアを背景にあっという間にプサンあたりまで攻め込んできました。日本が戦争に負け引き揚げたからであり、日本が負けてなければ今の南北分断もなく、日本の手によって発展したまま正式に独立できたはずです。それはそうとしてアメリカ中心の連合国は「赤」の勢力を押し戻しいわゆる３８度線で一応の停戦となりました。韓国内には北側の人間も多く取り残されました。特に済州島はそうです。韓国による北の人間に対する虐殺が始まり、取り残された済州島は相当の虐殺の場となりました。そこで大挙して日本に逃げ込んできました。日本は併合していたこともあり、人道的に彼らを受け入れました。これが戦後に言われる在日です。
話を元に戻しますが、韓国は意地でも朝鮮海に戻せとは言えません。それで新しく東海なる言葉を作り主張し出したのですから、世界からすれば単なる笑われ者に過ぎないのです。こんな事にむきになって同じ土俵に上がって日本海だと叫ぶ日本人も世界から見れば笑われ者です。ましてや直接の関係のないアメリカのましてや教科書にでは、極めてレベルの低いののしりあいにしか映りません。
今回の国際水路機関もずっと「日本海」は定着しており、変更の意見はありませんでした。それなのに日本は単独表記などを提起するものですから、韓国と北の反対以外77カ国は棄権なのです。決定しているものに賛成も意味なく、日本に落ち着きなさいよと訴えているようなものです。
こんな韓国相手にせず、日本は冷静に考えればあらゆる面において韓国よりはるかに民度の高い先進国です。日本人として優越感に浸り、気高く崇高に行動しましょう。それが誇り高き国日本なのです。確かに韓国の態度見れば腹立たしいことは理解します。しかし後にも述べますが、感情むき出しにして韓国と低レベルなことで張り合ってもそれは愛国心ではありません。単なる感情です。
日本では、自衛隊が一生懸命日本を守ろうと活動しています。海上保安庁も同様です。警察は国民の生命身体財産を守るためやはり、それぞれ命をかけて戦っています。日本にも人知れず諜報機関があり、それこそ何人も命を落としながら使命感に燃えて戦っています。こうした人達は、口にも出さずただ日本人の誇りとして、先人たちの努力を引き継ぎ日本を守っています。
愛国は、国民としての誇りと言う心です。それぞれの役割と身の丈に合った行動をすればよいと思います。そのためにはやはりより確かな知識をつけることです。そうでないとせっかくの愛国と言う心が間違った方向に進んでしまいます。
次にCNN始め東海との併記が目立ってきたとの意見があり、それだから日本人も黙っておらず行動するんだとの声もあります。アメリカでも日本でも同様に政府が出版物や広告に検閲することは禁じられています。さらに政府の公式見解と違っていても言論表現の自由ですから、CNN等が併記しても何にも問題ありません。
CNNに「あんたは間違っている」と署名しますか? 辞めてくれと抗議しますか?
テレビ局は商業主義であり、利潤の追求も大切な要素です。ましてやアメリカは、意見広告(自分のどんな意見だあろうがお金払えば広告として掲載できる)、比較広告(コーラとペプシ並べておいてあからさまにどちらかをおとしめる、日本は禁止)、大統領選に見る候補者同士の中傷合戦等、費用を払えばテレビ局は応じます。東海併記は韓国がお金出しているからです。
CNNを批判するなら、署名するより有志でお金集め、「日本海は日本海」とCMでもスポンサーになり、より大きな文字で出してもらえばよいでしょう。CNNは応じますよ。アイリスチャンの「レイプオブナンキン」テレビ局も新聞広告も、それはそれは日本を強烈に批判するタイトル付けています。スポンサーとしての意思に従います。一方で日本のアメリカ国債購入を評価したり、ヘルシーな和食ブームも宣伝したりしています。CNNの併記問題は、単なる商業主義です。
一時のフジデモ、韓流のドラマが多いと日の丸を振りまわし、デモをしていました。フジテレビからすれば、視聴率取れてスポンサーもつくし、利益を挙げて日本のために納税して貢献しているのに、何が反対なの? これは経済の自由活動でしょ。視聴率取れなくなれば当然打ち切りですよ。 一方のデモは、単なる韓国嫌いの感情なのに、日の丸振りまわしたことで愛国と錯覚し自己満足し、終わったら飲み会をしています。一般的に冷静に見れば、韓国に対しての鬱憤晴らしにしか見えません。そのフジテレビに、沢山の広告料があるから「花王は反日だ」となっては訳わかりません。ロートが韓流タレント使っているから「さあデモだ」
言葉悪く申し訳ありませんが「もうアホもいい加減にせい」となります。韓国嫌いだからと言って、感情で行動して恥ずかしくありませんか? アメリカへの署名と同じですよ。花王だって自分のスポンサー番組の視聴率落ちれば広告料のメリットなくなりスポンサー下ります。ロートもCMの評判悪く売り上げ落ちればタレント変えます。スポンサーがイメージを大切にすることは言うまでもありません。
まして花王やロート、優良企業で納税額も多く日本に当然大きな貢献しているし、他の企業とも並んで今でも震災に対して援助しています。ちなみにこの二社含め数十社は東京都の尖閣買い入れに賛成し寄付の検討も始まっています。尖閣に景観を損なわないような看板かどうかはともかく、施設が出来れば何らかの形のスポンサーでと、この二社含めもう検討しているのですよ。東京都が購入してからでは遅い事明白です。東京都も国民を含め企業一体となっての寄付をする事発表しました。
デモした方、何ともバツが悪くありませんか? お詫びのデモしますか?
前述したように行動するときは、冷静に物事よく考えて下さい。感情だけで愛国なら、それで声を挙げただけで国を守れますか?
戦後テレビ放送はじまったのは昭和２８年位からです。アメリカの番組も多くあり、アメリカ企業のCMも沢山ありました。アメリカの俳優等採用した企業CMも沢山ありました。国民は喜んでテレビ見てます。ちょっと前までは「鬼畜米英」と敵国に対してです。国民がデモしましたか? 韓国とアメリカとどう違いますか?単に嫌いなだけでしょう、それは感情です。
現在韓国に行くと、日本のアニメやドラマも沢山放送されています。日本企業のCMも溢れています。嫌日反日の韓国民でさえ、日本のアニメやドラマ放送日本企業のCM流している韓国のテレビ局にデモなんかしていません。あれれ、デモする日本人は韓国人以下になってしまいますね。
中共に行っても日本企業のCMは溢れています。流す放送局に誰も抗議すらしません。企業は利益追求し社会貢献します。相手がどこであろうが、どんどん売って利益を挙げ、沢山納税すること、まさしく国家貢献です。税金をより沢山納めることは国が発展します。中共韓国に企業が進出すると反日で、その他の国ならガンバレでは矛盾しています。むしろ騙されないよう気を付け、中共や韓国からふんだくってこい、そして税金沢山納めてくれ。私は大賛成します。
愛国を意識し行動するならその一つとして、国民の義務である税金をどんどん納めることです。税金増えれば国家予算も膨らみ、政策も広がります。一生懸命働いて沢山税金納めましょう。女性の方、沢山子供産んでください。相手が不足ならいつでも私がお手伝いします、は冗談ですが、国民の人口減ることは国家の衰退です。沢山生みたいけれど生活に不安ですか? 戦後のベビーブーム、いわゆる団塊の世代です。戦後と今を比べればはるかに戦後の方が日本は貧しかったと言えます。それでも沢山子供生まれ、大きくなり日本の高度成長につながっています。
このブログ多くの批判を受けるかも知れません。覚悟して日本海呼称問題をツイートもしました。でも私は、日本に生まれ、日本人であることが誇りであり感謝であり、この日本を守りたいだけです。保守だの革新だのを意識した事もありません。むしろ大企業論理とか金融資本が現代資本主義を腐敗させているというような事に関しては、革新的かも知れません。ただ日本を愛し、守りたい、と思うだけです。
署名問題、ネットが火をつけたようです。ある意味ネットはとても便利な手段でありながら、反面マイナスもあります。ネットでの中傷は最たる事かも知れません。多くの人が気持ち悪い嫌な思いをしているでしょう。でも日本には司法と言う国民を守る機関もあります。
きちんと書類整え、訴え出れば司法の判断で中傷記事は削除してくれます。司法がそのように判断したと言う事は、何らかの侮辱、名誉棄損が認められたと言う解釈にもなります。そうなればこの司法判断を根拠に、刑事告訴とか民事での提訴も出来るようになります。
別に具体的なことで述べているわけではありません。石原都知事は、尖閣の買い取りに対しインタビューで、「何か、文句あっか!」朝日新聞に「ぶんなぐるぞ!」と発言していました。
