小沢元代表無罪:歓迎と疑問の声が交錯 街の声

毎日新聞 2012年04月27日 00時57分(最終更新 04月27日 01時08分)

政治資金規正法違反で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告の無罪判決を伝えるテレビ=大阪市浪速区のヤマダ電機LABI1なんばで2012年4月26日午前10時18分、後藤由耶撮影
政治資金規正法違反で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告の無罪判決を伝えるテレビ=大阪市浪速区のヤマダ電機LABI1なんばで2012年4月26日午前10時18分、後藤由耶撮影

 この日の判決を受け、市民には歓迎や疑問の声が交錯した。特に小沢元代表を巡る「政治とカネ」の問題については、徹底解明を求める意見が根強い。

 「妥当な判決だ。罪を犯したかのように騒がれ、小沢さんのイメージは悪くなる一方だった」。こう擁護するのは札幌市厚別区の会社員、内田勇さん(49)。「無実の人を起訴した検察審査会の議決の過程は検証されるべきだ」とも指摘した。

 津市の主婦、鵜近貴子さん(40)も「無罪で安心した。小沢さんには政治が停滞している現状を何とかしてほしい」。東京都の会社員、桑田一彦さん(48)は「証拠が薄弱で無罪判決は妥当と感じる」と語り「リーダーシップのある政治家が求められる時代。これで小沢氏が再び表舞台で活躍しても問題はない」と復権に期待を寄せた。

 一方、無罪判決に疑念の目を向ける市民も少なくない。大阪市港区の無職、浅野治吉(はるきち)さん(87)は「潔白が証明された感じはせず、灰色は灰色だ。有罪にしきれなかった印象がある」と話す。

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