虚偽記載事件:小沢一郎元代表に無罪判決…東京地裁

毎日新聞 2012年04月26日 10時03分(最終更新 04月26日 13時40分)

東京地裁に入る小沢一郎民主党元代表=東京・霞が関で2012年4月26日午前9時31分、梅村直承撮影
東京地裁に入る小沢一郎民主党元代表=東京・霞が関で2012年4月26日午前9時31分、梅村直承撮影

 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の判決で、東京地裁は26日、無罪(求刑・禁錮3年)を言い渡した。大善文男裁判長は、東京第5検察審査会の起訴議決を有効と判断し、元秘書たちが作成した陸山会の政治資金収支報告書が虚偽記載にあたると認定。元代表の一定の関与も認めたが「元代表は違法性の根拠となる具体的事情まで認識していなかった可能性を否定できず共謀を認めて刑事責任を問うことはできない」と結論づけた。

 政界実力者が検察審査会の議決で罪に問われた異例の公判。無罪となったことで政界に多大な影響を与えるとともに、検察審制度の在り方を巡る議論にも波及しそうだ。

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