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災害時身元確認へ歯型データ化
4月28日 4時32分

災害時身元確認へ歯型データ化
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歯型のレントゲン写真をデータとして保管し、大規模災害などで多数の犠牲者が出た場合の身元確認に利用する全国で初めての取り組みを、東京の歯科医師の団体と警視庁が始めることになりました。

この取り組みは、東京・港区の歯科医師の団体と警視庁が行うものです。
警察庁によりますと、東日本大震災では、遺体の身元を歯型で確認したケースが最も多かったということで、取り組みでは、歯型をレントゲンで撮影した写真を神奈川歯科大学でデータ化し、民間の警備会社が金庫で保管します。
そして、大規模災害で犠牲者が多数出た場合に、データを警視庁に提供し、身元の確認に利用するということです。
保険が適用されないため、登録を希望する人は、保管料やデータ化の費用として2500円を負担する必要があるということです。
「港区警察歯科医会」の亀田智之専務理事は「自治体に補助金などを働きかけて普及を目指していきたい」と話しています。
日本歯科医師会によりますと、こうした取り組みは全国で初めてだということで、警察歯科医会は港区内の警察署と近く協定を結び、来月から始める方針です。

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