［地方］「食品表示Ｇメン」　徳島県きょう発足　監視活動を強化（2012.4.25 02:04）

　近年に相次いだ食品産地偽装事件を受け、徳島県は２５日、産地偽装の未然防止や早期発見を図るため「とくしま食品表示Ｇメン」を発足させる。県庁で“Ｇメン”を拝命する安全衛生課職員７人の発足式を実施、食品表示に関する監視活動を強化する。

　同Ｇメンは小売店や食品加工・流通業者を対象に、食品表示の計画的な監視パトロールを行う制度。実際に事業所に立ち入り、産地表示に関する科学的手法による試験を行う必要がある場合には県食の安全安心推進条例に基づき、食品の提出を要求する。試験の結果、産地表示に疑義が生じた場合はＪＡＳ法に基づく立ち入り検査を実施し、産地偽装が確認された場合は各法令に従って厳正に対処する権限が与えられている。

　産地表示が必要な業者を対象に年間１００社程度を立ち入り調査する計画で、２６日から活動を始める。