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東京都 尖閣諸島購入へ新部署
4月27日 18時36分

東京都 尖閣諸島購入へ新部署
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東京都の石原知事は、沖縄の尖閣諸島の購入手続きを進めるため、現地調査や国との調整などにあたる新たな専門部署を来月1日付けで庁内に設置するほか、都民などからの寄付を受け付ける専用口座を開設したことを明らかにしました。

沖縄の尖閣諸島のうち、3つの島を購入する意思を表明した東京都の石原知事は、27日の会見で、「現地調査のため国に上陸の承諾を求めるなど、購入の手続きを進めるため、事務局組織を立ち上げる」と述べ、部長級1人を含む、合わせて7人の専門部署を来月1日付けで新たに設置し、購入手続きを進めていくことを明らかにしました。
そのうえで、都議会への説明時期について、「購入の仮契約ができる段階で議会に諮ろうと思う」と述べ、ことし12月にも開かれる定例議会をめどに仮契約などを済ませたいという考えを示しました。また、測量などの現地調査を行うための島への上陸を国が認めなかった場合について、石原知事は「許可が下りるまで求める。みんなの寄付で尖閣諸島を守ろうと思ってるときに国が上陸を許さないのは理が通らない」と述べました。さらに東京都が購入したあと、国が買い取りを申し出た場合について、石原知事は「国が本当に買い取るならいくらでもお譲りします。本来は国が買い取るべきだ」と述べ、動かない国に代わって都が購入するのだという今回の動機を強調しました。
一方、知事の発言のあと、都に対し、購入のための寄付をしたいなどの意見が4000件以上寄せられているということで、都は寄付を受けつけるための専用口座を27日に開設したことを明らかにしました。

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