'12/4/26
「法律違反の疑い強い」 連絡先漏えいで京都府警監察官
京都府亀岡市で集団登校中の児童らの列に軽乗用車が突っ込み、10人が死傷した事故で、亀岡署の
署長は「この時期に被害者のことを考えず、伝えてしまい、ご家族や被害者を傷つけ申し訳ない」と謝罪。「少年の父親に24日午前、被害者10人全員分の名前と住所と電話番号を口頭で教えた」と明らかにした。連絡先を教えた署員の具体的な所属や氏名は明かさなかった。少年の父親から「謝罪をしたいので、連絡先を教えてほしい」と求められたため教えたとしている。
京都府警の
松村さんの遺族によると、24日と25日に幸姫さんの携帯に電話があった。少年の父親が名乗り「お通夜に行きたい」と話し、電話番号は警察から聞いたと説明したという。遺族側が亀岡署に説明を求めると、伝えたことを認め、署長らが自宅に来て謝罪した。
府警は26日、自動車運転過失致死傷などの容疑で、亀岡市内の少年の自宅を家宅捜索。警察からの説明に同席していたという少年の伯父は「ご遺族の心情を配慮しておらず、申し訳ない」と話し、連絡先を聞いた相手については「覚えていない」とした。
府警では4月に起きた京都・祇園の暴走事故の夜、本部長や交通部長らが飲酒する不祥事が発覚している。