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関西電力 過去最大の赤字4月27日 17時37分
関西電力は、原子力発電所の運転が相次いで停止し、火力発電所の燃料費が増えたことなどから、ことし3月期の決算が2422億円の最終赤字と過去最大の赤字になりました。
発表によりますと、関西電力のことし3月期の決算は、最終的な損益が2422億円の赤字となりました。
赤字の額は過去最大で、赤字決算は3年ぶりとなります。
これは、火力発電に使う燃料費が前の年度より4143億円増えたことなどによるものです。
また、管内のすべての原発が運転停止になり、年間の原発の利用率は前の年度の78%から37%に低下しました。
さらに、今年度すべての原発で運転が再開しなかった場合、燃料にかかる費用は昨年度よりさらに4000億円増えるという見通しを明らかにしました。
関西電力の八木誠社長は「燃料費の上昇は経営に相当大きなインパクトがある。安全が確保された原発は再稼働をお願いしたい」と述べました。
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