Windows Store 開発者向けブログ
Windows 8 アプリ開発者ブログ
IEBlog 日本語
Windows チームの各ブログ (英語)
Inside Windows Live ブログ (英語)
Windows 8 Consumer Preview をダウンロード
Dev Center - Metro スタイル アプリ
@buildwindows8 をフォロー (英語)
Build Windows カンファレンス (英語)
Windows 8 Consumer Previewフォーラム
Windows Metro スタイル アプリ
私たちは 2 月、SkyDrive と Windows 8 を通してアプリ、ファイル、PC、デバイスをクラウドとつなぐという目標をお伝えいたしました。以来、SkyDrive にアクセスする Windows 8 アプリのアプリ プレビューを公開し、さらに SkyDrive の Web エクスペリエンスも強化いたしました。そして本日、Windows プラットフォーム全体にわたる SkyDrive の新機能を公開いたします。 この記事は、SkyDrive 担当グループ プログラム マネージャー Mike Torres と Omar Shahine の共同執筆によるものです。 --Steven
私たちは 2 月、SkyDrive と Windows 8 を通してアプリ、ファイル、PC、デバイスをクラウドとつなぐという目標をお伝えいたしました。以来、SkyDrive にアクセスする Windows 8 アプリのアプリ プレビューを公開し、さらに SkyDrive の Web エクスペリエンスも強化いたしました。そして本日、Windows プラットフォーム全体にわたる SkyDrive の新機能を公開いたします。
この記事は、SkyDrive 担当グループ プログラム マネージャー Mike Torres と Omar Shahine の共同執筆によるものです。
--Steven
昨年は、Windows 8 を常に意識しつつ SkyDrive の開発に明け暮れた 1 年となりました。私たちが取り組んだのは、独自のアプローチ (英語) を通してファイル クラウド、アプリ クラウド、デバイス クラウドの最も良いところを統合し、数十億の人々のためのパーソナル クラウド ストレージをデザインするというものでした。同時に、HTML5 とモバイル アプリに対するファイル クラウドのアクセス性を高め、Office (英語) やサード パーティ製アプリとの統合を強化し、さらに Windows と Windows Phone (英語) 向けのデバイス クラウドを開発しました。
本日私たちは、SkyDrive の大幅な強化を通して、私たちのビジョン実現に向けた新たな、そして大きな一歩を進めたことをご報告いたします。各種の新しいストレージ オプション、デバイスと SkyDrive をつなぐアプリ、そして、Windows PC からファイルを "取得" できる、大幅に強化されたデバイス クラウドが実現しました。人気のモバイル フォンとブラウザーからアクセスできるようになったことで、自分の SkyDrive にどこからでもアクセスし、ファイルとフォルダーを認識するあらゆるアプリに SkyDrive を接続し、必要な量のストレージをご利用いただけるようになりました。これによって SkyDrive は、最も強力 (英語) なパーソナル クラウド ストレージになりました。
今回新たに提供される機能とサービスを次にご紹介します。
新しい SkyDrive アプリは今すぐダウンロードしていただけますが、ぜひ次のビデオを最初にご覧いただき、新しい SkyDrive が提供するすべての機能とサービスをご確認ください。
お使いのブラウザーでは HTML5 ビデオがサポートされていません。 ビデオをダウンロードしてお好みのメディア プレーヤーで再生することができます: 高画質 MP4 | 低画質 MP4
私たちは 2 月、Windows 8 用の SkyDrive Metro スタイル アプリを発表し、さらに Windows デスクトップ用 SkyDrive、そして接続状態の PC のファイルにリモートでアクセスしたり、ビデオをストリーミングしたりできる "ファイル取得" 機能を公開しました。これらの機能すべてが組み合わせられれば、Windows 8 PC 上のすべてのファイルにどこからでもシームレスにアクセスできることになります。その後 Windows 8 Consumer Preview に初めて SkyDrive Metro スタイル アプリを搭載。本日は、"ファイル取得" をサポートする Windows デスクトップ用の SkyDrive のプレビュー版が公開されます。これらの背景について少し説明させていただきます。
私たちを最も信頼してくださっているお客様からは、Windows エクスプローラーで SkyDrive にアクセスできるようにするべきとのご意見を何年もの間いただいていたのですが、本日晴れてその機能を発表できることになりました。Windows デスクトップ用 SkyDrive のプレビュー版をダウンロードしていただくと、Windows 8、Windows 7、および Windows Vista の Windows エクスプローラーから SkyDrive にアクセスできるようになっています。最大 2 GB のファイルを SkyDrive からドラッグ アンド ドロップで出し入れし、すべてのファイルにオフラインでアクセスし、Windows エクスプローラーの全機能を使って SkyDrive のファイルとフォルダーを管理できるなど、SkyDrive が Windows に統合されたことのメリットは明らかです。自分の SkyDrive に置かれているファイルが PC 上で通常のフォルダー内に表示されるため、ローカルのフォルダーとファイルを認識できるすべてのアプリが SkyDrive を使うことができます。
SkyDrive と Windows を近づける取り組みを進めていくに従って、この計画が目指すところとする目標がいくつか定まっていきました。最初の目標は、非常に少ない手順と可能な限り短い時間ですぐに稼動するようにすることでした。次にシステム上で派手な動きをせず、すべての処理が完全にバックグラウンドで実行され、ユーザーのニーズとユーザーのアプリが常に最優先されることを目指しました。そして 3 つ目が、ユーザーの期待どおりにシンプルに動作することでした。最新状態が自動で維持され、ダイアログやポップアップに煩わされずスムーズに使えるということです。それぞれの目標で私たちが実現したことについてもう少し説明しましょう。
SkyDrive for Windows のプレビュー版ダウンロードは、ほとんどの接続速度でわずか数秒しかかかりません (インストーラーは 5 MB 以下です)。インストールも大部分の PC で 10 秒以下で完了します。セットアップもシンプルな画面が 3 つ、それだけで完了します。
実行中の SkyDrive は邪魔にならないシステム トレイに格納されます。既定の場所 (場所はセットアップ時に選ぶこともできます) にフォルダーが 1 つ自動作成され、SkyDrive のファイルがすぐに表示され始めます。
PC で SkyDrive の利用を開始すると、この専用フォルダーは常に SkyDrive と同期されます。たとえばスマートフォンからファイル名を変更すると、PC 上のフォルダーに変更がすぐに反映されます。SkyDrive.com でファイルを削除すると PC 上のファイルもすぐに削除され、フォルダーを作成してそのフォルダーに別の PC、Mac、iPad などからファイルを入れた場合も、変更は瞬時に同期されます。
皆さんの中にもご利用いただいている方がいらっしゃるかもしれませんが、Windows Live Mesh では複数かつ任意のフォルダーを同期できます。私たちの実体験として、このことは非常に多くの解決できない複雑性を生むことになりました。この場合、複数の異なる PC があり、1 台の PC 上のパスを、その他の複数の PC 上、さらにはクラウド上のまったく異なるパスと同期させなければなりません。"シンプルに動作する" という目標を失わないため、私たちはあらゆる場所の SkyDrive が同一になり、Windows のライブラリともスムーズに連携するように設計しました。
SkyDrive フォルダーをいかにも孤立したフォルダーという感じにしたくない場合は、SkyDrive のドキュメント フォルダーと写真フォルダーを、Windows 8 および Windows 7 のドキュメント ライブラリとピクチャ ライブラリに追加できます。
または、ドキュメントやピクチャ (その他にもありますが) などの特殊フォルダーが参照する場所を SkyDrive 内のフォルダーに変更することもできます。これは基本的に SkyDrive をプライマリ ドライブとして扱うということです ([ドキュメント] フォルダーを右クリックして [プロパティ]、[場所] の順にクリック)。また、同期されるフォルダーの既定のルートをカスタマイズする (別のドライブを使うなど) ことも可能です。このオプションは SkyDrive アプリのセットアップ時に使うことができます。
このとおり、保持できるフォルダーは 1 つという SkyDrive のシンプルでわかりやすいモデルにも、クリエイティビティを活かしてパーソナライズする余地はかなり残されています。
2 月に説明およびデモンストレーションしたとおり、SkyDrive を実行している Windows PC を、SkyDrive.com 経由のファイル ブラウズとビデオ ストリーミングをどこからでも実行できる自分だけのプライベート クラウドに変えることができます。この機能を使えば、自宅の PC に忘れてしまったファイルがあった場合も、SkyDrive から簡単に取得またはコピーできます。
リモート PC へのアクセスにはアカウント パスワードに加えて 2 要素認証が要求されることにご注意ください。既に SkyDrive アカウントにサインイン済みの場合でも、マイクロソフトが送信するコードを携帯電話または別の電子メール アドレスに入力する必要があります (信頼済み PC の場合は毎回この手順を行う必要はありません。また信頼済み PC の設定は 1 回で完了します)。つまり、リモート PC に侵入するには、アカウントへのアクセス情報だけでなく、さらに別の電子メール アカウントへのアクセス情報か携帯電話を (こちらは物理的に) 入手する必要があるということです。
数十億の人々のためのパーソナル クラウド ストレージ構築にあたって大きな課題となったのが、容量の拡張性を実現しながらコストを抑制できること、さらに熱心なユーザーとメインストリーム ユーザー両方のニーズを満たすことでした。さまざまなクラウド プロバイダーがさまざまに異なるアプローチを採用しています。多くのプロバイダーが熱心なユーザーを獲得しようと無制限のストレージや高額な紹介プログラムを保証していますが、非常に多くの条件が付け加えられていて、メインストリーム ユーザーにとってはわかりにくく利用しにくいものになっています。自分のストレージ最大容量を知るために、複数のページを読む必要があるのでしょうか?他のユーザーのファイルが自分のストレージ容量に算入され (英語) たり、アップロード速度が遅くなったり (英語)、大量のストレージを無料で使えるのにデスクトップ ファイルの同期に課金される (英語) というのは、あるべき姿なのでしょうか?
私たちが SkyDrive に提供するモデルはわかりやすく利用しやすいだけでなく、そのことと同じくらい重要な、大多数のお客様には無料提供を維持し、それ以上をご希望のお客様には低価格を維持するという適正なバランスが確保された、複雑な仕掛けのないサービスを実現しています。
本日より次の内容でサービスを提供いたします。
私たちは、25 GB を提供していたころから本サービスを利用しているお客様が多くいらっしゃること、7 GB 以上のストレージを既に利用しているお客様がいらっしゃることを忘れていません。このため、本日より期間限定で、4 月 22 日時点で SkyDrive にご登録済みで、かつなんらかのファイルをアップロード済みのユーザーが、オプトインによって 25 GB の無料ストレージを維持でき、同時に新サービスの機能をすべてお使いいただけるようにしました (問題の発生を回避するため、4 月 1 日時点で 4 GB 以上を利用していたユーザーについては 25 GB の無料ストレージに自動でオプトインさせていただきました)。今すぐサインインするか、FAQ をご確認ください (英語)。
SkyDrive は 2007 年以来 SkyDrive.com 経由で世界中どこでもご利用いただけていましたが、Windows Phone の初公開、そして 2011 年 12 月の Windows Phone と iPhone の専用アプリ公開を経て、ようやく最新のスマートフォンでも SkyDrive の優れたエクスペリエンスをご利用いただけるようになりました。既に 200 万台以上のスマートフォンにインストールされたこれらのアプリを通して、SkyDrive は皆様に自由に持ち運んでいただいています。
本日の公開以降、Windows Phone または iPhone ユーザーの皆様は、SkyDrive からファイルを削除、名前変更、移動し、ファイルとフォルダーの共有オプションをすべて利用できるようになりました。さらに SkyDrive の iPad 対応によって、iPad の新しい Retina ディスプレイのサポートと共に、iPhone で利用できる機能とまったく同じ機能を iPad でも利用できるようになりました。
さらに、すべてのアプリには、ストレージの残量表示や、縦横方向の表示サポート、各種パフォーマンス強化、不具合修正など、細かな改善が数多く行われています。
Mac ユーザーの約 70% は、Windows PC もまた日常的に使用しています。すべてのユーザーが SkyDrive を使ってどこでもファイルにアクセスできるようにすることを目指す私たちにとって、SkyDrive がどこにでも顔を出す、というのはとても重要なことです。Office for Mac 2011 では SkyDrive のファイルを既にサポート (英語) していましたが、いよいよ本日から Mac の Finder を使って SkyDrive 全体をオフラインで管理できるようになりました。Finder と統合されたということは、Mac のファイル システムを使ってファイルを表示/保存できるすべての Mac アプリが SkyDrive のファイルを利用できることを意味します。
SkyDrive は、次のリンクから今すぐ入手していただけます。
現在 Mesh をお使いの皆様は、SkyDrive for Windows または SkyDrive for Mac と Mesh を共存させるためのヒント (英語) をぜひご覧ください。SkyDrive の便利さを、使いこなすほどに実感していただけるはずです。
これからも SkyDrive をご愛顧ください。皆様のフィードバックをお待ちしております!
Mike (SkyDrive アプリ担当) そして Omar (SkyDrive.com 担当)
注: 各種アプリと追加ストレージ購入機能は現在展開中のため、すべての市場で利用できるようになるまで数日かかる場合があります。
*2012 年 4 月 23 日 (11:15 AM PST) 修正: 期間限定のオプトイン サービスについて、2012 年 4 月 22 日以前に SkyDrive にファイルをアップロード済みの既存ユーザーだけに提供される旨の記述を明確化。