ニュース詳細
“4億円処理 その場しのぎ”4月26日 11時43分
裁判長は引き続き判決理由を読み上げています。
「指定弁護士は、4億円を分散入金したなどの経緯について、石川議員が4億円の形成過程が公にできない寄付金として政治資金規正法違反にあたると危惧したことと主張する。一定の合理性はあるが、石川議員はこれを公判で否定し、直接の証拠もない。石川議員が4億円の違法性を認識していたと認めるほどの事情はない」と述べました。
また「石川議員が、小沢元代表が多額の資金を持っているのは当然の事実であると言っているが、持っていることと4億円を陸山会の土地の購入に充てたことは別のことだ。石川議員は簿外処理をしたことを否定しているが、簿外処理だと認められる」と判断しました。
「平成16年から17年にかけて石川議員は立候補の準備で多忙を極めていた。本件4億円で土地の売買をしようとしたけれども、先輩秘書のアドバイスや陸山会の慣行もあり、融資決済をしようとした。ところが融資決済を行ったのが土地の売買を行う日に近かったため間に合わず、4億円を隠そうとしたのは、巧妙な計画を熟慮して行ったことではないと考えられる。小沢元代表から借り入れた4億円の処理についても、後任の池田元秘書に任せるなど、その場しのぎの行動だった」とも述べています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|