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バス停などに衝突 ブレーキ痕なし
4月27日 16時56分

27日朝、千葉県館山市で、登校のためバスを待っていた小学生と保護者の列に、軽乗用車が突っ込んで、1年生の男の子が死亡し、運転していた20歳の男がその場で逮捕されました。
男は「運転中にボーっとしてしまった」と供述し、警察は、現場にブレーキの痕がなく、車が男の子を巻き込みながら、バス停や住宅の塀にも次々に衝突していることから、当時の状況を詳しく調べています。

27日午前7時半すぎ、千葉県館山市大賀で、バス停にいた小学生4人と保護者2人の列に軽乗用車が突っ込みました。
この事故で、列の先頭にいた近くに住む小学1年生の山田晃正くん(6)がはねられて、意識不明の重体となり、病院に搬送されましたが、死亡しました。
警察は、軽乗用車を運転していた館山市内の飲食店アルバイト、大河原央徹容疑者(20)をその場で逮捕し、自動車運転過失致死の疑いで調べています。
現場の道路は、片側1車線の緩やかな右カーブで、ガードレールはなく、当時は雨が降っていました。警察のその後の調べで、現場にはブレーキをかけた痕がなかったほか、男の子は、はねられた場所から25メートル先までひきずられたとみられ、軽乗用車は、この間にバス停の表示板や住宅のブロック塀にも次々に衝突していました。また、大河原容疑者とみられる男が、事故の直後、車を降りて地面に座り込み、「すみません」などと、母親に謝る姿も近くにいた人に目撃されています。
大河原容疑者は、当時1人で車に乗っていて、警察の調べに対し「仕事が休みで、当時は釣りをする場所を探していたが、運転中に仕事のことを考えてぼーっとしてしまった」と供述しているということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。

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