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愛媛 避難農家の野菜が給食に
4月27日 9時21分

震災のあと、愛媛県伊予市で避難生活を続けている福島県の男性が作るほうれん草などの野菜が、今年度から伊予市の学校給食の食材に使われ、子どもたちがおいしく食べています。

福島県南相馬市の農家の渡部寛志さん(33)は、震災のあと、愛媛県伊予市に住宅を借りて家族4人で避難生活を続けています。
渡部さんは、収入を得るために農地を借りて南相馬市でも作っていたほうれん草などの野菜を栽培していて、今年度から伊予市双海地区の4つの小中学校で学校給食の食材として使われることになりました。26日、渡部さんは、収穫したばかりのほうれん草8キロ分を双海地区にある学校給食センターに届けました。
ほうれん草はナムルに調理されて各小中学校に届けられ、このうち、翠小学校では、渡部さんも見学するなか、子どもたちがおいしく食べていました。2年生の男の子は「ほうれんそうの甘みがとてもおいしかったです」と話していました。
渡部寛志さんは「福島で野菜を作っていたときも地元の学校に野菜を出していたので、愛媛でも出したいという思いがありました。場所がどこであっても子どもたちが食べてくれるのはうれしいです」と話していました。

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