ハグして、相手を感じながら携帯電話で会話できる抱き枕型の機器「ハグビー」を、国際電気通信基礎技術研究所(京都府)が開発し、26日発表した。アンドロイド研究で知られる石黒浩・大阪大大学院教授の研究室が中心になって開発してきた。
ハグビーは全長75センチ、重さ600グラム。両手を広げた人の形をしている。ビーズクッションのように柔らかい。頭部に携帯電話を挿して会話をすると、マイクが声を拾い、それが伝わって内部のバイブレーターが震え、鼓動を再現。相手の声が弾んでくると鼓動が速くなる。抱きしめることで相手の存在をより感じることができるという。