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小沢グループ議員ら、小沢氏無罪を喜び合う会合開くなど勢いづく
政治資金収支報告書にうその記載をしたとして、強制的に起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)に対し、東京地方裁判所は、無罪の判決を言い渡した。
判決を受けて、小沢系議員は握手を交わし、Vサインで勝利をアピール、無罪を喜び合う会合を開くなど、勢いづいている。
小沢元代表復権へのはずみがつき、今後、消費税増税などをめぐる政界の駆け引きが活発化するとみられる。
26日午後6時半すぎ、東京都内のホテルに、小沢元代表を支持する議員らが続々と集まった。
26日夜、小沢グループの議員らおよそ70人が参加して開かれた会合では、「希望の扉が開いた」や「新たな戦いが始まる」など、小沢元代表の無罪判決を喜び合う声が響いた。
民主党の谷 亮子議員は「無罪というよりも、無実なんだと。裁判所の良識ある公正・公平な判断である、結果であるというふうに受け止めている」と述べた。
民主党の三宅雪子議員は「まずは、無罪を本当に心から、当然だと思っていましたけれども、心から喜んでいるということですね」と語った。
国会内でも、民主党の原口一博元総務相が「日本には、法と正義があるんだということを示していただきました」と述べた。
小沢元代表に近い議員らが会場を埋め尽くし、高揚感が漂う中、「小沢裁判報告会」が行われ、検察捜査に組織的犯罪の疑惑があるとする声明を発表した。
民主党の森 ゆう子議員は「皆様のご了承をいただきたいと思います」と述べた。
側近からは、ついに「これで、何も恐れるものはない。小沢復権だ」といった声も聞かれた。
結束を演出する小沢グループの一方、野田首相は26日夜、民主党参議院議員らと会食をした際、出席者から「ノーサイドですよね?」と問われ、「その通りだ」と答えたという。
無罪判決を受けて、小沢元代表は「裁判所の良識と公正さを示していただいたことに、敬意を表する」とのコメントを発表した。
強制起訴から、1年3カ月、裁判の最大の焦点は、東京・世田谷の土地購入をめぐり、政治資金収支報告書にうその記載をしたとして有罪判決を受けた元秘書らと小沢元代表が「共謀していたか」どうかだった。
この点について、東京地裁は「4億円を記載しないことなどについて、報告を受け、了承していた」と、小沢元代表と元秘書らとの間で、簿外処理について、報告・了承があったことを認定した。
しかし、「共謀していたか」どうかについては、「共謀を疑う、それなりの根拠はある」としながらも、虚偽記載にあたるという違法性について、小沢元代表が認識していなかった可能性があるとして、無罪とした。
小沢元代表の弁護士は「違法行為をしたという認識もないし、共謀したということもないので、言ってみれば、完全な無罪であると。こういうふうに受け止めています」と話した。
一方、検察官役の指定弁護士は「聞いているうちに、ほとんど有罪だな、これはと。どうして、これで無罪にするんだろうなというのが、率直な印象です」と語った。
無罪判決の風は、瞬く間に永田町を駆け抜けた。
小沢氏の元秘書・石川知裕議員は「裁判所が、良識ある判断を下したと思っております。お疲れさまでしたと、国難の時期なので、国民のためにがんばってほしいと、それだけですね」と語った。
小沢元代表に近い松木謙公議員は「本当に罪がね、晴れて良かったなと思いますね」と述べた。
鳩山元首相は「早く小沢元代表に、大いにがんばっていただけるような状況を作っていただきたいと、そう思っておりますし、こういう事件がなければ、小沢総理が誕生していたはずであります」と語った。
民主党の田中 真紀子議員は「よくこういう結果が導き出されたと、感動しています。小沢先生にも、リーダーシップを発揮してもらって、また民主党内の方々も、広い心を持って受け入れて、かっ達な議論をして、政治を動かしていただきたいと期待しています」と述べた。
新党大地 真民主の鈴木宗男代表は「小沢元代表、あなたは民主主義の新しいルールを作りましたよと。これからも堂々と戦っていっていただきたい」と語った。
今後は、民主党の党員資格停止処分が焦点となる。
これについて、民主党の輿石幹事長は「(党員資格停止処分について?)それは、党内手続きを取ります。(解除の手続き?)はい、はい」と述べ、早期の解除を明言した。
一方、民主党の前原政調会長は「指定弁護人が上告をされるのかどうか、それを推移を見守るということが、まず大事なことではないかというふうに思っております」と述べた。
前原政調会長は、解除について、慎重な姿勢を見せた。
小沢元代表が復権すれば、野田首相が政治生命をかける消費税増税法案は、さらなる混迷のおそれとなる。
最大の小沢グループの攻勢で、民主党の内紛は広がるのか。
判決を受けて、小沢系議員は握手を交わし、Vサインで勝利をアピール、無罪を喜び合う会合を開くなど、勢いづいている。
小沢元代表復権へのはずみがつき、今後、消費税増税などをめぐる政界の駆け引きが活発化するとみられる。
26日午後6時半すぎ、東京都内のホテルに、小沢元代表を支持する議員らが続々と集まった。
26日夜、小沢グループの議員らおよそ70人が参加して開かれた会合では、「希望の扉が開いた」や「新たな戦いが始まる」など、小沢元代表の無罪判決を喜び合う声が響いた。
民主党の谷 亮子議員は「無罪というよりも、無実なんだと。裁判所の良識ある公正・公平な判断である、結果であるというふうに受け止めている」と述べた。
民主党の三宅雪子議員は「まずは、無罪を本当に心から、当然だと思っていましたけれども、心から喜んでいるということですね」と語った。
国会内でも、民主党の原口一博元総務相が「日本には、法と正義があるんだということを示していただきました」と述べた。
小沢元代表に近い議員らが会場を埋め尽くし、高揚感が漂う中、「小沢裁判報告会」が行われ、検察捜査に組織的犯罪の疑惑があるとする声明を発表した。
民主党の森 ゆう子議員は「皆様のご了承をいただきたいと思います」と述べた。
側近からは、ついに「これで、何も恐れるものはない。小沢復権だ」といった声も聞かれた。
結束を演出する小沢グループの一方、野田首相は26日夜、民主党参議院議員らと会食をした際、出席者から「ノーサイドですよね?」と問われ、「その通りだ」と答えたという。
無罪判決を受けて、小沢元代表は「裁判所の良識と公正さを示していただいたことに、敬意を表する」とのコメントを発表した。
強制起訴から、1年3カ月、裁判の最大の焦点は、東京・世田谷の土地購入をめぐり、政治資金収支報告書にうその記載をしたとして有罪判決を受けた元秘書らと小沢元代表が「共謀していたか」どうかだった。
この点について、東京地裁は「4億円を記載しないことなどについて、報告を受け、了承していた」と、小沢元代表と元秘書らとの間で、簿外処理について、報告・了承があったことを認定した。
しかし、「共謀していたか」どうかについては、「共謀を疑う、それなりの根拠はある」としながらも、虚偽記載にあたるという違法性について、小沢元代表が認識していなかった可能性があるとして、無罪とした。
小沢元代表の弁護士は「違法行為をしたという認識もないし、共謀したということもないので、言ってみれば、完全な無罪であると。こういうふうに受け止めています」と話した。
一方、検察官役の指定弁護士は「聞いているうちに、ほとんど有罪だな、これはと。どうして、これで無罪にするんだろうなというのが、率直な印象です」と語った。
無罪判決の風は、瞬く間に永田町を駆け抜けた。
小沢氏の元秘書・石川知裕議員は「裁判所が、良識ある判断を下したと思っております。お疲れさまでしたと、国難の時期なので、国民のためにがんばってほしいと、それだけですね」と語った。
小沢元代表に近い松木謙公議員は「本当に罪がね、晴れて良かったなと思いますね」と述べた。
鳩山元首相は「早く小沢元代表に、大いにがんばっていただけるような状況を作っていただきたいと、そう思っておりますし、こういう事件がなければ、小沢総理が誕生していたはずであります」と語った。
民主党の田中 真紀子議員は「よくこういう結果が導き出されたと、感動しています。小沢先生にも、リーダーシップを発揮してもらって、また民主党内の方々も、広い心を持って受け入れて、かっ達な議論をして、政治を動かしていただきたいと期待しています」と述べた。
新党大地 真民主の鈴木宗男代表は「小沢元代表、あなたは民主主義の新しいルールを作りましたよと。これからも堂々と戦っていっていただきたい」と語った。
今後は、民主党の党員資格停止処分が焦点となる。
これについて、民主党の輿石幹事長は「(党員資格停止処分について?)それは、党内手続きを取ります。(解除の手続き?)はい、はい」と述べ、早期の解除を明言した。
一方、民主党の前原政調会長は「指定弁護人が上告をされるのかどうか、それを推移を見守るということが、まず大事なことではないかというふうに思っております」と述べた。
前原政調会長は、解除について、慎重な姿勢を見せた。
小沢元代表が復権すれば、野田首相が政治生命をかける消費税増税法案は、さらなる混迷のおそれとなる。
最大の小沢グループの攻勢で、民主党の内紛は広がるのか。
(04/27 00:19)