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最終更新:2012年4月27日(金) 5時55分

死亡女性の携帯番号、教頭が教える

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 京都府亀岡市の暴走事故で、亡くなった被害者の女性の携帯電話の番号を小学校の教頭が加害者側に教えていたことがわかり、27日未明、教育委員会が会見を開きました。

 「大変申し訳ございませんでした」(亀岡市教育委員会の会見)

 亀岡市教育委員会は未明の会見で、暴走事故で亡くなった松村幸姫さん(26)の携帯電話の番号を幸姫さんの長女が通っている小学校の教頭が加害者側に教えていたことを明らかにしました。

 「以前から知っていた保護者でしたので、私の甘い考えからです」(教頭)

 教頭のかつての教え子の保護者が加害者の少年の叔父にあたるということで、「認識が甘かった」と謝罪しました。

 この事故では亀岡警察署の警部補が被害者の住所や固定電話の番号などが書かれたメモを逮捕された少年の父親に渡し問題となっていましたが、26日夜は少年の父親と叔父も会見を開き謝罪しました。

 「(松村さんの父親に)情報はどこからかと問われ、別ルートの方に迷惑がかかると思い、『亀岡署から』という言い方をした」(少年の叔父)

 被害者の情報が学校と警察の2つのルートから加害者側に伝わっていたことになります。京都府警は地方公務員法などに違反する疑いがあるとみて内部調査を始めています。(27日05:41)

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