京都府警亀岡署員が、児童ら10人が死傷した事故の遺族らに無断で、個人情報を記したリストを、加害者家族に渡した問題で、府警は26日も謝罪に追われた。
遺族らは「裏切られた」などと怒りをあらわにし、市民からの「なぜ連絡先などを教えたのか」といった抗議も100件を超えた。
「絶対にあってはならない行為で、心からおわびを申し上げる」。26日午前、記者会見した西村元希首席監察官は、友井昌宏警務部長の談話を読み上げ、「法律違反の疑いが強く、厳正に対処する」と続けた。
犠牲になった小学2年小谷真緒さん(7)宅には、府警本部の担当者が謝罪などのために訪ねたところへ、加害者の少年の父親から電話があったという。