京都府亀岡市の暴走車10人死傷事故で、亡くなった市立安詳小2年の小谷真緒さん(7)と、児童の母松村幸姫さん(26)の通夜が26日、同市内の斎場で行われた。
小雨が降りしきる中、真緒さんの同級生とみられる児童ら約200人が参列。ハンカチで涙を拭う女性の姿も多く見られた。
真緒さんと同じクラスの男子児童の父(42)は「事故に怒りを覚える。同じ子を持つ親として胸が張り裂けそう」と声を震わせた。
松村さんは妊娠中で、胎児も助からなかった。参列した女性によると、祭壇付近に「愛鈴(あいり)」という名前が掲げられていたという。女性は「本当に悲しい。こんなことになるなんて…」と声を詰まらせた。