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閑話休題

なぜ今、わたしがこの話を書く気になったのかを書いておきたい。

これから詳述するが、

昨年末、亀岡市教育委員会から文書を受け取った。

そこにはわたしの両親を「障害者差別者」と決めつける文言があった。

わたしはそのような言葉を使っていないし、

両親が「障害者差別」をおこなった事実もない。

人は誰でも「差別者」になり得ると思っている。

両親も偏見や差別的な考えを一切もったことはないとは言えない。

しかし、わたしの両親と一面識もなく、

差別があった事実を確認もしていない亀岡市教育委員会に

「障害者差別者」と名指される筋合いはない。

わたしは亀岡市教育委員会に対し、撤回と謝罪を求め、

そう断じる根拠を示すよう求めた。

しかし、1月末に再び届いた文書にそのことは一切触れられず、

「社納さんとお会いし、お話合いをさせていただきたいという考えに

変わりはございませんので、社納さんも今一度ご検討いただきたいと存じます」という

昨年11月から変わらない、自分たちの主張のみが書かれていた。

これからどうするか。

考えあぐねているところに、父が体調を崩した。

つい先日、ここにも両親のことを書いたばかりだ。

わたしは父にとって決して「望ましい」娘ではなかった。

わたしがとことん父の望む方向とは反対を進むなかで、

父のほうから歩み寄ってきてくれたのだと今は思っている。

 

離婚後、住んでいた部屋の家賃が払え切れず

転居することになった時、

炎天下、いっしょに何軒も不動産屋をまわってくれた。

母子家庭で収入も少ないから保証人を2人たてろと言われた時、

弱気になったわたしに

「悔しかったら一流のライターになりなさい」と言った。

どうにか引っ越しをした日、

父は床をはいつくばって掃除をしてくれた。

そんな姿は見たことがなかった。

わたしと父との仲がずっとぎくしゃくしているのを知っていた母が

「そろそろお父さんを許してあげて」と言ったことがある。

わたしはとっくに許していたのに。

 

そんな父をなんで亀岡市教育委員会に「障害者差別者」と決めつけられなあかんねん。

あんたら、調べたんか。

 

残念ながら一流のライターには未だなれていないけれど、

どうにかこうにかライターで食べている、きかん気の娘として、

書くことで自分の筋を通しちゃるわいと思った。

わたしは社会派でも人権派でもない。

依頼があれば出かけていって、

インタビューや取材をして書くフリーライターだ。

自分の文章を売って生活してるフリーライターだ。

でも卑怯な真似は許さない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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