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部落差別は「特別な差別」なのか? 15

昨日の夕方、仕事をしていると

携帯のメール着信音が鳴った。

開いてみると、わたしあてのツィートの転送だった。

アカウント名は、件の女性の本名だった。

ここに全文を記載する。

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@shanouyoko 社納先生のホームページ見せて頂きました。

京都府亀岡市の年老いた81歳の者です。

昨年、孫のような社納先生に一つでも伝わるかと思い

対話の機会に行かせて頂きました。

部落差別は、被ばく者の夫と共に差別の撤廃を叫び

生きてきた私にとっては特別な差別です。

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5分後、まったく同じものが再び送信されてきた。

 

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@shanouyoko 社納先生のホームページ見せて頂きました。

京都府亀岡市の年老いた81歳の者です。

昨年、孫のような社納先生に一つでも伝わるかと思い

対話の機会に行かせて頂きました。

部落差別は、被ばく者の夫と共に差別の撤廃を叫び

生きてきた私にとっては特別な差別です。

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ツィッターのプロフィールを確認すると

その女性からフォローされていた。

フォローしているのはわたしだけ、

フォロワーはゼロである。

直前にわたしに対してツィートするために

アカウントをとったようだ。

わたしはその女性の名前はもちろん、

年齢も亀岡市在住であることも知っている。

ツィッターの性格から考えても

このツィートはわたしあてのように見せながら

わたしをフォローしているひとたちに向けて書かれたものなのだろう。

わたしのTLを見ながらツィートを送信したが

TLに反映されないので5分後に再送信したと思われる。

しかし、わたしが女性をフォローしなければ

そのツィートはわたしのTLには反映しない。

わたしはフォローではなくブロックをした。

こうしたメールが何度も送られてくると

仕事に支障をきたすからだ。

1時間後にプロフィールを確認すると

アカウントごと削除されていた。

 

繰り返しになるが、

わたしはその女性が部落差別を「ほかの差別とは違う、

特別な差別である」ととらえることを否定したことは一度もない。

また、女性のいう「対話の機会」が

実際には「対話」にならなかったことも書いた。

話し始めたわたしを「わかった!」と強い口調で片手でさえぎり、

あとはご自分の話ばかりだったからだ。

あれは「対話」ではなく「拝聴」だった。

しかし再会する約束は、女性からの強い申し出により交わし、

それも女性からの一方的な留守番電話で立ち消えとなった。

これが「実際にあったこと」である。

このホームページをご覧になっているそうなので

ここで言わせていただく。

こういうやり方はやめてください。

今回のことに関するわたしの考え方は前の記事にも書いたが

もう一度、書いておく。

 

部落差別は、今もはっきりと「ある」。

それがどんなに日常にさり気なく、しかし強固に存在し、

どれほど決定的にひとを傷つけるかを見聞きしてきた。

本当に、ほんのひと言で、いや仕草ひとつで、

ひとの心は死ぬに等しいほどの打撃を受ける。

しかしそれは「ほかの差別」にも共通している。

比べられるものじゃないし、比べるものでもないだろう。

「部落差別はほかの差別とは違う」と感じたり主張したりするのは

そのひとの自由だが、

それをひとに押し付けるのは違うだろう。

それでも「これは言っておきたい」「伝えたい」ということがあるなら、

真っすぐそう言えばいい。

「えせ同和行為だ」などと中傷(としか思えない)したり、

「問題になっている」と思わせぶりに触れ回ったりせず、

本人に指摘すればいい。

そこから新たな対話が始まるのではないのか。

 

追記

今回の女性とその関係者に対しては

すでにわたしは「対話」は望んでいない。

もともと「対話」など成り立っていない

(相手方にわたしの話をきちんと受け止めようという姿勢がみられない)うえに、

わたしに見えないところでおこなわれ、

しかし耳に入ってくるさまざまな動きには

傲慢しか感じられないからだ。

しかし亀岡市教育委員会に対して

説明と、撤回・謝罪を求めることに変わりはない。

 

 

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