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部落差別は「特別な差別」なのか? 7

11月30日、わたしは亀岡市教育委員会人権教育課に

抗議のメールを送ることにした。

あまりの非常識さに、それが組織全体の意向だとは思えなかったからである。

これまでのメールは人権教育課のアドレスに

個人名のタイトルをつけて送信していた。

今度は「亀岡市教育委員会人権教育課のみなさま」とした。

そして、何ヶ月も連絡がなかったにも関わらず

今になって、また問題点を明らかにしないままに

「話し合い」を求めてくることや、

電話をしないでほしいと伝えているのに電話をかけてくる、

「すぐに送る」と約束したものを2週間以上放置して謝罪もないなど、

あまりにも非常識かつ失礼ではないかと書いた。

そして、わたしの講演内容に関して亀岡市教育委員会内で

問題とされているとのことなので、

どこが問題なのかを具体的に文書で示してほしい。

しかしそれを受けて何をどう考えていくかはわたしが判断することであり、

こうした対応をする亀岡市教育委員会とともに

課長のいうような「よりよい方向に向けて一緒に考える」気持ちには

とうていなれないと伝えた。

最後に、この件は教育委員会全体で共有し、

今後のやりとりは「亀岡市教育委員会」の名でおこなってほしいと書いた。

 

12月6日、返信が届いた。

内容は以下の通りである。

・・・・・・・・・・・・・・・

社納葉子さま

社納さんにご講演いただいた講座について、

主催者として課題を整理し、今後の事業に生かしたいと考えています。

その過程で、社納さんのご講演内容につきましても、

主催者として確認しておきたいことなどがあり、

ご連絡させていただいたところです。

内容につきましては、教育委員会内で整理中であり、

今月半ば過ぎに文書を送らせていただく準備をしておりますので、

ご連絡申し上げます。

亀岡市教育委員会

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

言葉遣いはていねいでも、主張は変わっていない。

しかもこの時点に至ってもまだ「整理中」で、

何を「確認」したいのかも言えない。

わたしはこれまで20回近く同じようなテーマで

行政や教育機関からの依頼を受けて講演をしてきたが、

こんなことを言ってきたところは初めてだった。

わたしは送られてきた講演の音声データを

部落解放運動関係者に聴いてもらった。

30年以上、運動に携わってきたひとだ。

「差別発言も、えせ同和行為も、ない」とのことだった。

 

つづく。

 

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