NHK三重県のニュース 津放送局
鈴鹿サーキットを避難場所に
三重県鈴鹿市は国内で有数の規模をほこる鈴鹿サーキットの駐車場を、地震や津波などが発生したとき住民の避難場所に使うため、２６日サーキットの運営会社と協定を結びました。
自動車レースの最高峰Ｆ１日本グランプリなどが開かれることなどで知られる鈴鹿サーキットは、海岸から５キロほど離れた丘陵地にあります。
鈴鹿市では、地震や津波などの大きな災害の発生に備え、サーキットの駐車場を住民の避難場所として使うことになり、２６日市役所で運営会社と協定を結びました。避難場所になるのは施設内の１２か所の駐車場で、あわせて車４０００台分のスペースがあり、いずれも海抜は３０メートル以上です。協定では避難場所としての使用は発災から１週間までと定め、その間に市が避難者を学校など近くの避難施設に移すことにしています。運営会社の大島裕志社長は「鈴鹿サーキットは市民なら誰でも場所がわかり、避難しやすい。災害時に役に立てるよう準備を進めたい」と話していました。
04月26日 19時26分
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