2009年の衆院選で初当選し、「小沢ガールズ」と呼ばれた岡本英子氏(神奈川3区)は議員会館の部屋でテレビ中継を見つめ、涙声で「良かった。この日を待っていた」と語った。
一連の事件について「収支報告書の記載ミスは一般の議員なら訂正で済むのに、小沢さんの場合だけを大きく取り上げることの奇異さ」を感じていた。昨年12月、池田光智元秘書の証人尋問を傍聴した。岡本氏は「事実と違うことを調書にされたと池田さんが言っていた。怒鳴られて怖かったと。自分の身に置き換えて怖いと思った」と振り返った。数日前に小沢氏と会った際、「いい結果になると信じています」と言うと、小沢氏は「そうだね」と答えたという。
岡本氏は「やましいことはなかったと司法が判断した。小沢元代表もここから全力で取り組んでくれると思う」と述べた。