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浪江町で内部被ばく検査開始

浪江町で内部被ばく検査開始

原発事故の影響で町の全域が避難区域に指定されている浪江町は、専用の測定機器を独自に導入し、26日から全町民を対象にした内部被ばくの検査を始めました。
福島県は、避難区域の住民などを対象に去年から内部被ばくの検査を行っていますが、浪江町では検査を受けた住民は17%にとどまっています。
このため町では、体内の放射性物質の量を調べる「ホールボディーカウンター」と呼ばれる専用の測定機器1台を独自に導入し、全町民を対象にした内部被ばくの検査を始めました。
仮の役場がある二本松市の仮設住宅では開始式が行われ、馬場有町長が「いまだ多くの町民が内部被ばくの検査を受けられていない。1日も早く検査をして健康管理を進めましょう」と挨拶しました。診療所にはさっそく住民らが訪れ、専用の機器で放射性物質の量を調べた後、町の職員から検査結果について説明を受けていました。
検査を受けた75歳の女性は、「町内で放射線量が一番高いところに避難していたのでこれまで不安でしたがこれで少し安心しました」と話していました。
独自の検査は福島市や南相馬市などでも行われていて町では今後も、年に1回の割合で検査を行い継続して健康管理を行いたいとしています。

04月26日 12時44分

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