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 4月24日のながさきニュース
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障害者トイレの使用禁止を


「防犯上の観点から危険」と指摘された障害者用トイレ。現在は使用できない状態=長崎市元船町、ドラゴンプロムナード
 県民の憩いの場として県が整備し、木製デッキやオレンジ色の球体が特徴的な長崎市元船町の「ドラゴンプロムナード」(長さ200メートル)。だが、日中でも人通りは少なく、薄暗い。そのプロムナードの障害者用個室トイレについて、市民団体が「防犯上の観点から使用禁止にすべきだ」と訴えている。一方、県は「障害者の利用実績はある」として、トイレを修繕し、監視体制を強化して使用を継続する方針だ。

 問題を指摘しているのは「みんなにやさしいトイレ会議」実行委(竹中晴美委員長)。安心・安全な公衆トイレの提案や利用者のマナーアップを呼び掛けようと、市民や行政関係者ら14人で昨年1月に発足した。

 プロムナードの障害者用トイレは、男性用と女性用の間にあり、現在はベビーベッドの劣化などの理由で「故障中のため利用できません」とはり紙が張られている。男女のトイレは使用できる。

 県はプロムナードの利用について、通行人など年間推計1万人以上が利用するとしているが、1日平均で換算すると約27人以上。人通りは決して多くない。また、車いす利用者がプロムナードに行くには、隣接する商業施設「夢彩都」側から連絡通路を使うしかない。同通路の途中には階段があり、車いす利用者らのために併設されている昇降機の利用は年数件という。

 竹中委員長によると2月の昼ごろ、障害者用トイレから若い健常者の男女が一緒に出てくるところを目撃。また近くを走行する車の騒音で、もしものときにトイレ内から声を上げても聞こえづらいという。竹中委員長は「子どもが連れ込まれる事件にもつながりかねない」として先月、県にメールを送った。

 「徐々にプロムナードの利用者数は増えている」とする県は現在、監視員による巡回を1日4回行っており、監視カメラの増設も進めて使用を継続する方針。竹中委員長は「使用禁止にできないのであればもっと多くの人にプロムナードを利用してもらい、環境改善につなげてほしい」と話す。

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