風呂に入って酔いを醒ましたのち、事務所にて事務仕事を行う。
なかなか仕事が終わらず、4時過ぎに就寝。やたら寒いと思い、外を見たら雪が降っていた。
8時、お泊まりをした姪っ子に起こされ、大粒納豆、目玉焼き、ブロッコリーの芯の浅漬けでご飯2杯の朝食をとる。
うっすらと積もった雪のなかを移動し、9時過ぎから市内某所での打ち合わせに出席する。ネットが使える環境であるため、ネット上のストレージから資料を即取り出せ、話が早く進む。
11時50分、自宅に戻る。オリーブオイルで刻みニンニクと玉葱を炒め、柏崎で穫れた蛤を入れて酒蒸しし、ホールトマト、イタリアンパセリ、バジルを入れ、最後にクレイジーソルト、牡蠣醤油、干し納豆パウダーで味をととのえてスパゲティに絡めた特製蛤のトマトスパゲティで昼食をとる。
13時、事務所に来客があり、近況報告。昨日の柏崎日報に掲載された、暴力事件に対する「喧嘩両成敗」的な措置について、断固抗議すべきという激励を頂戴した。
平成24年4月6日『柏崎日報』
議会活動など
自粛申し入れへ
トラブルの2議員に
市会が暫定処分
市議会の飯塚寿之議員(みらい)と三井田孝欧議員(整風会)が酒席でもみ合いとなって両者がけがをしたトラブルを受け、議会は5日に会派代表者会議を開き、両議員への暫定処分として、6月定例会前まで議会活動とそれ以外の議員活動を自粛するよう申し入れることを決めた。
会派代表者会議は「一定のけじめをつけて議会を早く正常化すべき」という方向で開催された。協議の中では「双方が被害届を出して警察の捜査が行われる中で最終的な処分はできない」という意見が大勢で、2段階で対応することを確認した。霜田彰議長が9日、2人に文書を渡して暫定処分の内容を伝える。9日は下水道工事現場転落事故をめぐる控訴議案などを審議する臨時会が招集されることから、冒頭に議長が暫定処分を報告する予定だ。
会派代表者会議に先立って「議会改革に関する特別委員会」の企画部会も5日開かれた。今回のトラブル後、同委員会の活動がほぼ止まっているため、改めて対応を話し合った。議会として一定の処分が出たら委員会の活動を進めていくことで合意し、会派代表者会議の結論を踏まえて、今後具体的に協議することになった。
ここでも「もみ合い」として対等な喧嘩だったように書かれているが、現在は警察において捜査中であるため、結果がでたところで対処したいと思う。
14時、柏崎エネルギーホールに移動し、くらしをみつめる・・・柏桃の輪主催の講演会「東日本大震災から一年 私たちの電気と日本の電気を考える~東北電力の発電所の復旧・復興と電力確保~」に出席する。
講師は、東北原子力懇談会・向田吉広専務理事。
内容は以下の通り。
・「ふりつもる み雪にたへて 色かへぬ 松ぞ雄々しき 人もかくあれ」昭和21年 昭和天皇御製
・東日本大震災後、少し状況が変わってきている。アメリカのワシントンポストの記事で問いかけられた「日本の絆」、3月11日追悼式での天皇陛下のお言葉、野田総理の宣言によって、がれき受け入れ反対の声が小さくなった。
・東北電力管内の被災した施設、女川原子力発電所、原町火力発電所、仙台火力発電所、がれきが押し寄せた多賀城変電所、各送電鉄塔、電柱。
・東日本大震災後、7月27日~30日の新潟・福島集中豪雨も被害があり、福島県の宮下発電所は浸水した。
・平成23年3月11日15時44分最大約460万戸が停電。3月14日約80%解消、3月19日約94%解消、3月末約96%解消。4月7日23時32分の余震により、最大約401万戸が停電。
・発電設備の被害と復旧状況
*緊急設置電源:ガスタービン発電機
東通原子力発電所:定期点検中
能代火力発電所:運転中
秋田火力発電所:運転中、緊急設置電源
酒田共同火力:運転中
女川原子力発電所:定期点検中
新仙台火力発電所:運転中
相馬共同火力新地発電所:運転中
原町火力発電所:停止中
常磐共同火力発電所:一部運転中
東新潟火力発電所:運転中、緊急設置電源
新潟火力発電所:運転中、緊急設置電源
・震災以降の電力需給状況
東日本大震災により太平洋沿岸の火力発電所や原子力発電所などが被災し、さらに7月下旬の新潟・福島豪雨災害により100万kw程度の水力にも大きな被害がでた。被災した火力発電所や豪雨被害を受けた水力発電所の早期復旧を図るとともに、長期計画停止中の火力の再稼働や緊急電源の設置など、供給力確保に全力で取り組むとともに、新たな料金メニュー導入等による需要抑制策を実施した。
・電力自由化-最近の声と疑問
電力は地域独占で自由に選ぶことができない?
→家庭用等以外、6割以上はすでに自由化対象。
特別高圧産業用、特別高圧業務用、高圧B、高圧業務用、高圧Aなど平成22年度で約62%。
競争がない?電気料金は高止まりしている?
→着実に低下している。
平成8年改定以降の引き下げ累計約3割
発送電一貫体制で電力会社が競争を阻んでいる?
→公正競争を確保する仕組みが整備・実行されている
・これまでも電力自由化が進んできた。
第1次制度改革:
平成7年 発電分野に競争原理
第2次制度改革:
平成11年 小売分野で部分自由化
第3次制度改革:
平成15年 自由化範囲拡大、系統運用の中立性確保
第4次制度改革
平成20年:家庭用への範囲拡大は見送り、改めて検討
・電力自由化の視点
→ 市場原理のメリットと公益的役割を両立させる。
<市場原理のメリット>
新規参入・競争原理導入
価格低下・サービス向上
価格シグナル
<公益的役割>
安定供給・供給責任
エネルギー安全保障
環境問題
・なぜ電力自由化?
1990年前後から先進国で自由化の流れ。
発電事業への新規参入促進、卸電力市場の整備、送配電線の開放、小売りの自由化。
(a)国営電気事業の民営化
英、仏、スェーデン
(b)市場原理・競争原理導入
米、独、日
・市場原理のメリットと限界
(a)価格シグナルは機能するか?
1.発電所建設には長期間・多額の投資必要。リスク大。
2.価格が上がっても、簡単には減らせない。
3.需給バランスが容易に予測可能。
→ 補完する仕組みが必要。
(b)市場原理(儲ける)と公益的役割との相反
1.競争に勝つためには、余分な設備は持てない。
2.高く売りたい。
3.儲からないお客様には売らない。ユニバーサルサービスをしない。
→ 補完・監視する仕組みが必要。かえってコスト増。
(c)エネルギーセキュリティー・環境問題は?
4.短期に建設可能で効率の良い、ガス火力に投資集中。
長期的視点からの発電所計画ができにくい。
5.再生可能エネルギーも競争市場では生き残れない。
→ 制度面のインセンティブ必要
・電力自由化:カリフォルニアの教訓
送電線の運用を電力会社から切り離したが、結果、需要増とガス価格の高騰、発電会社の売り渋り、価格シグナルが働かず、需給ギャップ。パスの容量が十分でなかったため、十分な電力融通もできなかった。結果、卸電力価格が高騰し、2001年に破産法申請。
・電力自由化=発送電分離?
1.電力という財の特殊性を認識すること。
2.責任ある供給主体が必要。
3.災害・事故時の早期復旧は発送電一体だからこそ。
4.「使命感」という無形の財産。
5.日本はすでに発送電分離を経験済み
・日本の発送電分離経験
<競争乱立>
1882年 銀座にアーク灯点灯
1886年 東京電燈開業、各地で電燈会社。
ピーク時約850社
<五大電力時代>
1929年 全国総発電力の50%が五大電力に集中。
激烈な顧客競争、ダンピング競争。
五大電力に吸収・合併
<国家管理時代>
1936年 東北振興電力発足
1939年 日本発送電創立
1942年 東北配電など9配電創立
<9電力時代>
1951年 電力再編により9電力会社設立
・諸外国の事例:フランス
2004年、EDFを株式会社化(政府80%所有)、送電、配電を自由化。
2007年、全面自由化(EDFの料金は国が規制)。
EDFは発電設備の90%、家庭用の95%と圧倒的シェア。
・諸外国の事例:ドイツ
1998年、家庭用を含め全面自由化
自由化以前は8大電力と900以上の小規模地方公営事業者
現在、外資を含む4大電力に寡占化(2社が外資)
・諸外国の事例:英国
1990年、国有の発送電会社と配電会社を分割民営化。
1999年、小売全面自由化
現在6大電力が95%をシェア
外資が買収、ドイツ2社、仏EDF、スペイン、英国2社。
・諸外国の事例:スェーデン
1996年、卸・小売の全面自由化
元国有のVattenfall(発電の45%)を中心に、ドイツE.onの子会社フィンランド系Fortumの大手が全体の85%を占める。
送電部門はVattenfallから、国有のまま分離。
15時35分に講演終了、その後質疑応答となった。主な質問はやはり電力不足と原子力発電所の再稼働の必要性、代替エネルギーの不安定性であった。
19時、諏訪町一丁目公会堂に移動し、平成24年度柏崎東部地区体育協会総会に出席する。
議題は、平成23年度事業報告並びに会計報告、平成24年度事業計画(案)並びに予算(案)であった。
すべての議事終了後、19時40分から懇親会となり、隣接町内の諸先輩のお話を聞く。
なぜかロータリーエンジンの今後の話から、これからの電気自動車、インホイールモーターの可能性や必要となるベアリングの技術など、柏崎の工業技術の話まで広がった。
届け物をしたのち、22時過ぎに帰宅。
風呂に入り、酔いを醒ましてから事務所にて、事務仕事を行う。
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