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チェルノブイリ事故から26年
4月26日 11時43分

チェルノブイリ事故から26年
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去年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、日本で原発事故への対応が課題となるなか、史上最悪の原発事故となった旧ソビエト・ウクライナのチェルノブイリ原発事故から26日で26年となり、現地で追悼行事が行われました。

チェルノブイリ原発では、1986年の4月26日、実験運転中の原子炉で爆発が起きて大量の放射性物質が外部に放出され、半径30キロ以内の住民13万人余りが避難しました。
この事故で、原発の職員と消防士らおよそ30人が急性放射性障害などで死亡したほか、ウクライナをはじめ、ベラルーシ、ロシアでは、大量の放射性物質の拡散によって、今も環境への影響や住民の健康被害に対する対応が大きな課題となっています。
事故が発生してから26年たった26日未明には、原発から50キロ離れた町、スラブーチッチで追悼行事が行われ、人々がろうそくや花を追悼の碑に手向けて犠牲者の死を悼みました。
日本政府は、福島第一原発の事故を受けて、今月18日、ウクライナ政府との間で事故後の対策の情報を共有するための協定を締結したほか、ベラルーシとも同様の協定を結ぶことで協議を続けており、チェルノブイリの経験を生かそうという取り組みが進められています。

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