虚偽記載事件:小沢一郎元代表に無罪判決…東京地裁
毎日新聞 2012年04月26日 10時03分(最終更新 04月26日 13時40分)
公判では、東京第5検察審が議決の根拠の一つとした、石川議員の聴取状況をまとめた田代政弘検事(45)作成の捜査報告書に実際にはないやりとりが記載された問題も判明。弁護側は「検察は意図的に検察審に誤った判断をさせており、議決は無効」とも訴えたが、判決は「審査手続きの瑕疵(かし)とは別問題」だと指摘。議決を有効とした。【和田武士、鈴木一生、山本将克】
◇「公正さに敬意」小沢元代表がコメント
民主党の小沢一郎元代表は26日午後、無罪判決についてコメントを発表した。内容は次の通り。
本日の判決は、「虚偽記載について共謀したことは断じてない」というかねてからの私の主張に沿うものである。裁判所の良識と公正さを示していただいたことに敬意を表するとともに、今日までご支援いただいた同志と全国のみなさんに感謝を申し上げたい。