警視庁などは２６日、東京都足立区の１５〜１６歳の少年３人と住所不定、無職、田崎祐助容疑者（２１）を窃盗容疑で逮捕、うち少年２人は非現住建造物等放火の疑いでも逮捕していたと発表した。少年はいずれも家裁送致され、田崎容疑者もすでに起訴。放火の理由について２人は「盗みに入ろうとした事務所が見つからず、放火でもして遊ぼうと思った」と供述している。

　４人は別の少年と５人で窃盗団「ファイブガイズ」を名乗り、１都４県を電車で移動。昨年１０月以降、深夜に無施錠の民家や事務所に侵入し、３７件で現金など計５３７万円相当を盗んだとみている。

　発表によると、田崎容疑者と無職少年（１６）は昨年１２月５日午前２時半〜６時半、江戸川区の男性会社員（５９）宅に侵入し、現金約６３万円と指輪など１５点（時価１５万円相当）を盗んだなどとしている。また、無職少年（１５）と高校１年の少年（１５）は同１１月２日午前２時１２分ごろ、侵入する事務所を捜していた千代田区で、バイクのシートに火を付け、隣接する事務所２棟（延べ約１９０平方メートル）を燃やしたなどとされる。