最近、VISTAパソコンを買い替えたお客様から、よくこんな事を言われます。

「立ち上げた時にパスワードを入れるのがめんどくさい。何か方法ないの?」

パソコンの電源スイッチを入れた後、いったんユーザー名が表示されパスワードを要求されます。ここでパスワードを入れないとパソコンが起動しないので面倒なんです。

これは最初のセットアップ時に、アカウントパスワードを入れてしまうとこうなってしまいます。

今回は「VISTA」の起動時に、面倒くさいパスワード入力をとばして、自動ログオンする方法を説明します。

control userpasswords2

「スタートメニュー(画面左下のウインドウズのマークをクリックする)」から「ファイル名を指定して実行」を選び

control userpasswords2

と入力してキーボードの「Enter」キーを押します。

「スタートメニュー」に「ファイル名を指定して実行」が表示されていない方は、スタートメニューの中の一番左下、「検索の開始」と表示されている欄に「control userpasswords2」と入力してキーボードの「Enter」キーを押します。

スタートメニューに「ファイル名を指定して実行」を表示させたいという方は、前回のブログの記事「スタートボタンからファイル名を指定して実行」をご覧ください。

「ユーザー アカウント制御」のウインドウが表示されるので、「続行」ボタンをクリックしてください。

「ユーザーがこのコンピュータを使うのには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックがついているので、それを外してOKボタンを押します。

自動ログオンの画面が表示されます。
ここでもともとログオン時に入力していたパスワードを入力します。

これで起動時にパスワードを求める画面が出なくなります。便利です。楽です。

ただし注意点があります。この自動ログオンですが、ユーザーアカウントが1つだけの場合に有効な技です。いくつかのアカウントがある場合は出来ません。

起動時にパスワード入力をとばして、自動ログオンする方法はもう1つあります。
その方法は次回で解説しますね。

POINT
自動ログオンはアカウントが1つの場合のみ設定できる。
パソコン初期設定時にアカウントパスワードを設定しなければ最初から自動ログオンが出来る。

追記一部訂正です。「自動ログオンはユーザーアカウントが1つだけの場合に有効」と記載しましたが、正しくは「複数ユーザーがある時でも可能」です。

ただし「自動ログオン」が出来るのは、その内の1つのアカウントのみとなります。

複数ユーザーがある場合、「ユーザーがこのコンピュータを使うのには、ユーザー名とパスワードの入力が必要」のチェックはどれか1つのアカウントしか外す事が出来ないようになっています。